亜大の新エース青山美夏人、リーグ初完封 「長いイニングを投げて結果を残したい」【東都大学野球】
2022年4月4日 16時39分
◇4日 東都大学野球・第1週第3日 亜大1-0駒大(別大興産スタジアム)
勝ち点制が今季から復活し、リーグ戦が中止だった2020年春を含めて5シーズンぶりに行われた3回戦は、亜大が1―0で駒大に競り勝って勝ち点を挙げた。150キロエース青山美夏人(みなと)投手(4年・横浜隼人)がリーグ戦初完投を7安打完封で飾って今季2勝目。史上初めて首都圏を離れての開幕だった大分シリーズは3日間で観衆2万7500人(主催者発表)。12日からの第2週からは舞台が神宮に戻る。
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最後まで気を抜けない試合を投げ切った。亜大の新エース青山が、野選でもぎ取った1点を守って初完封。2020年秋に最優秀防御率の右腕は「あの年は先発もありましたがリリーフも多かった。きょうは何度もピンチがあったが踏ん張れた。ことしは長いイニングを投げて結果を残したい」と誓った。
開幕戦で6イニング2失点で今季初勝利。2回戦でチームが負けたのを受けての登板。この日最速145キロの直球、ツーシームなどで、1回1死一、二塁など再三のピンチをしのいだ。スタミナをつけるために、ブルペンで週5回200球を投げてきた成果も出て、大分出身の生田勉監督(55)の郷里で勝ち点を奪取。「歴代の先輩たちも1戦目、3戦目を投げてきた。自分も近づきたい」と力を込めた。
勝ち点制が復活し、絶対エースは不可欠。選手時代に、2学年上の阿波野秀幸さん(元中日コーチ)の3連投も見てきた生田監督は「時代が変わったが、これがエースなんだよと話してきた。きのう負けてチームが暗くなって、相手は勢いづいている。プレッシャーの中で期待にこたえてくれるエース」と絶賛した。
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