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近江・山田けがを押しての先発も3回途中降板…「自分たちはまだまだ力がない」夏の雪辱誓う【センバツ】

2022年3月31日 17時47分

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松尾の2ランで4点目を失い、降板する近江・山田(左)

松尾の2ランで4点目を失い、降板する近江・山田(左)

◇31日 センバツ高校野球 決勝 大阪桐蔭18―1近江(甲子園)
 初戦から4試合連続完投してきた近江の山田陽翔投手(3年)は、けがを押して先発したが2イニング0/3を3安打、4失点で降板した。
 今大会通じて594球目。魂を込めて投じた直球は左翼ポール際へ吸い込まれた。マウンド上の山田はベンチに3、4歩と歩み寄ると、交代を申し出るサインを送った。
 「2回にベンチに下がった時に星野には『キャッチボールしておいてくれ』と伝えていました。真っすぐにうまく力が伝えられなかった」
 最速148キロを誇る真っすぐが鳴りをひそめた。立ち上がりから変化球主体の投球。低めの変化球でストライクを取ることを心掛けたが、1回に味方の失策も絡んで1点の先制を許すと2回にも1失点。続く3回。3番松尾に左越えの2ランを浴びたところで今大会初めてマウンドを譲った。
 前日の準決勝では左足かかとに死球を受け、足を引きずりながらも延長11回を投げ抜き2失点完投。試合後に受診した病院では打撲と診断された。球数制限で投げられるのは116球までだったが、この日の朝に自ら多賀章仁監督(62)に「固定すればできます」と志願して決勝のマウンドに上がった。
 2イニング0/3を投げて4失点。試合も1―18の大敗を喫した。マウンドに送り出した多賀監督は「結果的にきょうの先発は回避すべきだった。彼の将来も見れば間違いだった」と反省の言葉を並べた。
 大阪桐蔭ナインが歓喜の輪をつくるのをベンチから見守った山田。エースとして「自分がマウンドを守り切れなかったことが悔しい」と言いつつも、主将として「投手1人では厳しい」とチームの課題も挙げた。
 「自分たちはまだまだ力がない。もう一度しっかり見つめ直して夏にまた日本一に挑戦したい」。準優勝に満足はしていない。夏こそは、滋賀県勢悲願の初優勝を手に入れる。

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