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泉ピン子、悲願の朗読劇で「終活にしたい」 8月4日スタート「すぐ死ぬんだから」 号泣会見の裏初めて明かした「シナリオあった」

2022年4月1日 04時00分

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「きょうだいのように気心が知れている。終活にふさわしい男」と舞台共演を喜ぶ泉ピン子(左)と村田雄浩

「きょうだいのように気心が知れている。終活にふさわしい男」と舞台共演を喜ぶ泉ピン子(左)と村田雄浩

  • 「きょうだいのように気心が知れている。終活にふさわしい男」と舞台共演を喜ぶ泉ピン子(左)と村田雄浩
  • 朗読劇「すぐ死ぬんだから」のポスタービジュアル
 女優の泉ピン子(74)が初めて挑む朗読劇「すぐ死ぬんだから」が8月4日の東京公演を皮切りに、11月2日まで全国8都市で上演することが31日までに決定した。このほど共演の俳優村田雄浩(62)とともに取材会を開いた泉は「私の終活にしたい」と並々ならぬ意気込みを語り、これまで明かしていなかった私生活のエピソードも告白。自身の半生も重ねた異例の舞台となりそうで、村田も「芝居より面白いかもしれない」と見どころをアピールした。
 「すぐ死ぬんだから」は内館牧子さんのベストセラー小説が原作。78歳の主人公・忍ハナのリアルで痛快な生きざまを描き、人生100年時代を生きる中高年層を中心に大きな反響を呼んだ。
 泉も「1時間ぐらいで読んじゃった。すごい面白い。〝死後離婚〟って世の中の人は知らないですよね。女性が思っていることをそのまんましゃべっている」と絶賛。「この主人公、私しかいないんじゃないかと思うぐらいピッタリだと思った」と話すと、村田も「忍ハナと泉ピン子さんがすごくオーバーラップする。心の声がいっぱい出てくる」とコメント。すると泉は「私の失敗は心の声を言葉に出しちゃうから、いろんなことを書かれて炎上する」と苦笑した。
 朗読劇は「長年の夢だった。最後に、死ぬ前にやりたいなとずっと思っていた」という泉。思いの原点にあったのは1990年から東京・PARCO劇場で上演している朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ」だった。「30年前に見た時に、どうして私も有名になっていたのに話が来ないんだろうと思った(笑)」。大劇場とは異なる空間の芸術性や高尚さにもあこがれていたそうで「そうしたらこの話が来た。夢ってかなうんですね」と喜んだ。
 泉は「朗読劇は素で出るから役者としては怖い。でもセリフを覚えなくていいのも魅力。毎回違うんじゃないかな。前半はお客さんと遊び、後半は役者としての見せ場をつくりたい」と意気込む。村田も「アドリブで私生活のピン子さんを呼んじゃうのもありか。何が起きるかわからない」と期待を込める。
 
 全国公演は応援してくれたファンへのお礼行脚の意味もある。泉は「『生の泉ピン子見てきたよ』と動物園感覚で見に来て!」と来場を呼びかけた。東京公演は豊島区・あうるすぽっとで8月4~14日ほか。愛知公演は9月10日にウインクあいちで。
◇橋田壽賀子さんが「号泣しろ」と言った
 「すぐ死ぬんだから」には夫の死後に愛人と隠し子の存在が明らかになり、主人公がショックを受ける場面が登場する。泉は「私も経験あるから」と強い共感を示した。
 泉は1989年に医師の武本憲重さんと結婚。「事務所にも黙って結婚しちゃったから怒った、怒った」と懐かしそうに振り返ったが、90年代には夫の愛人・隠し子騒動が発生。当時、泉が開いた号泣会見について「生まれて初めてこの件についてマスコミに話すけど、実はシナリオがあった。橋田壽賀子が『号泣しろ』と言ったの。本当は泣きたくなかった。演技よ。あんなにウケなかったことはないので後で『アンタが言ったから』って怒ったわよ」と舞台裏を明かした。
 当時は離婚や別居を考えたという泉。しかし橋田さんから「絶対に別れるな。別れたら不倫相手に取られた、奪われたと週刊誌に書かれて一生ついて回る。夫が残ってくれたらそのプライドだけで生きていける」とアドバイスを受けたという。女優の森光子さんからも「別居したら結局離婚になっちゃうからするな」と言われたことも明かした。
 「私は子どものいる人と再婚したんだと考えを切り替えた。一番だと思うから腹が立つ」と語った泉。危機を乗り越えて結婚生活は33年になり、昨年4月に亡くなった橋田さんからも「本当にいい夫婦になった」とたたえられたという。
 小説のタイトルとは真逆のような元気いっぱいの泉は「嫌なことを忘れるの。私もいま、いいことしか覚えてない。自分に都合よく生きれば長生きする。他人のことはどうでもいい。若い人にも言える。上司に怒られたり文句言われたりしても、この人も不幸なんだな、家に帰ってつらいんだろうなと思っていると耐えられる」と〝すぐ死なない〟秘訣(ひけつ)を伝授。舞台でも豊富な人生経験をバックにした数々の金言で観客を元気づけてくれそうだ。

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