近江、初の決勝進出 延長11回、大橋がサヨナラ3ラン エース山田は脚引きずりながら熱投170球【センバツ】
2022年3月30日 13時29分
◇30日 センバツ高校野球準決勝 近江5―2浦和学院(甲子園)
近江(滋賀)が浦和学院(埼玉)に延長11回サヨナラ勝ちし、センバツでは初の決勝進出を果たした。1死一、二塁で大橋大翔捕手が左翼席に3ラン本塁打をたたき込んだ。
初戦から3試合連続完投してきたエース右腕・山田がこの日も先発。4回に先頭からの連打で無死二、三塁のピンチを招くと、4番鍋倉に一塁強襲の先制適時打を許した。さらに続く5番高山に右前適時打を浴び、2点の先制を許した。
1―2で迎えた5回には2死一、二塁で打席に立ち、浦和学院の2番手左腕・芳野の130キロ直球が左足首付近に直撃。その場で左脚を抱えながら倒れ込むと苦痛の表情を浮かべ、チームメートに抱えられながらベンチへと引き揚げた。
山田は左脚を引きずるようなしぐさをみせながらもそのまま続投。7回には味方がスクイズで同点に追いつくと、さらにギアを上げて直後の8回にはこの日の最速145キロを計測。11回を1人で投げ抜き、170球を投じて7安打、2失点、10奪三振と好投。リードした大橋が最後に決めた。
近江は2001年夏の甲子園で準優勝しているが、センバツでの決勝進出は初めて。史上初となる補欠校から優勝に王手をかけた。
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