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威力まだ足りない中日・小笠原のストレート…「真っすぐになると“手が早い”」今中さんが指摘したバランスのズレ

2022年3月30日 10時16分

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中日―DeNA 3回表2死一塁、牧に先制2ランを浴びる小笠原=29日

中日―DeNA 3回表2死一塁、牧に先制2ランを浴びる小笠原=29日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇29日 中日0―4DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 敗因はもちろん貧打にある。先発の小笠原は7イニングを3失点。クオリティースタートの基準を満たしているのは承知の上で、物足りなかった点を書く。
 被安打6のうち、牧の2ランを含む5本はストレートを打たれている。一方で9奪三振の決め球は、すべて変化球。そして奪った18の空振りのうち、実に17が変化球だった。チェンジアップはよく抜けていたし、ナックルカーブは打者の目を幻惑していた。スピードガンの計測では最速が147キロ。しかし、打者の反応は正直だ。要するにストレートの威力がまだ足りない。
 「チェンジアップで(9つの)空振りが取れたんだから、腕はよく振れているんです。打者は真っすぐに見えているってこと。フォームのバランスもいいから、カーブもストライクが取れる。ただ…。真っすぐになると手が早いんですよ」
 ラジオ解説の仕事でバンテリンドームを訪れていた今中慎二さんが、小笠原の投球を説明してくれた。手が早いとは? もう少し詳しくお願いします。
 「速い球を投げたいから、手が(打者に)見えちゃう。これ、大野にも言えることなんです。もちろん、自分も嫌というほど経験したこと。理想はコースぎりぎりじゃなく、真ん中近くで空振りを取れること。そうすればピッチングが楽になりますもん。今日の慎之介は追い込んでから真っすぐで空振り三振を狙った球が何球もあったけど、取れなかった」
 力むのはいい。バランスが崩れないフォームを体に染み込ませれば、球速はそのままでも球威が上がる。スピードガンでは測れない球質の世界。そのわずかな差が100球投げれば勝敗を分ける。次回以降の課題はストレート。奪う空振りや後ろに飛ぶファウルの数が、そのバロメーターとなる。
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