本文へ移動

森保監督は4万4600人に謝罪 祝勝モード吹き飛ぶドロー劇【W杯最終予選】

2022年3月29日 23時29分

このエントリーをはてなブックマークに追加
森保監督(手前)=埼玉スタジアム(代表撮影)

森保監督(手前)=埼玉スタジアム(代表撮影)

◇29日 サッカーW杯アジア最終予選 日本1―1ベトナム(埼玉スタジアム)
 祝勝モードも吹き飛ぶドロー劇。谷口彰悟は天を仰ぎ、守田英正は頭を抱えた。南野拓実は立ち尽くし、声を失った。敵地で挙げた“金星”に沸き、ベトナムサポーターの大合唱が鳴りやまない。花曇りの埼スタに描かれたのは、まるで勝者と敗者の残酷なコントラストだった。
 「せっかくお越しいただいたのに勝てずに申し訳ありませんでした」。森保一監督(53)はピッチ中央で敗軍の将のように真っ先に陳謝した。試合後のW杯出場決定セレモニーに高揚感はなく、注がれた拍手もまばらだった。
 W杯出場権を獲得した前戦のオーストラリア戦からスタメンを9人を入れ替えた。三笘薫、旗手怜央、上田綺世、中山雄太の東京五輪組4人は最終予選初先発。柴崎岳、原口元気、川島永嗣、久保建英は復権、台頭を懸け、若手、中堅、ベテランが入り交じったサバイバルの第1ラウンドだったが、「お互いのプレーイメージを合わせることができず、難しい状況が続いた」と森保監督。意欲と競争心が空転し、バランスが崩れた。大幅シャッフルによってチームの機能性が失われ、苦しみながら積み上げてきた連係、連動まで消えうせた。
 伊東純也、南野、守田、田中碧の主軸陣を投入して盛り返したが、追いつくのが精いっぱいだった。生き残りレースは不発。森保監督は「選手層の幅を広げ、レベルアップしないといけない」と言った。
 観衆は最終予選ホーム最多の4万4600人。チームの強さ、総合力、志、覚悟を示す舞台だったが、暗転した。これがW杯で8強以上を目指すチームなのか…。最終戦で無残に刻まれた屈辱を教訓にしなければ、W杯の大目標も絵空事になってしまう。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ