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ジャックドールを育てたクラウン・矢野代表 大阪杯で願うは「自分らしい走り」【村本浩平コラム】

2022年3月30日 06時00分

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金鯱賞でのジャックドール=3月13日

金鯱賞でのジャックドール=3月13日

◇馬産地ライター村本浩平の「馬産地インサイ道」
 大阪杯に出走するジャックドール(牡4歳、栗東・藤岡)は、クラウン日高牧場の生産馬。全国のクラウンファームを運営する株式会社クラウンの矢野恭裕代表は「生産馬の中央重賞勝ちだけでなく、G1レースへの出走もこれが初めてとなります」と話す。血の更新を図るべく、繁殖セールで導入した母ラヴァリーノに、配合されたのが父のモーリス。そのモーリスは、矢野代表にとって思い入れの強い馬でもあった。
 「モーリスが上場されたトレーニングセールでは、途中まで手を上げていました。その後の活躍はどこか誇らしかったですし、種牡馬入りが決まった際は、是非とも配合したいと思っていました」と矢野代表。次の年に誕生してきたジャックドールは1歳時にセレクションセールへと上場され、3456万円(税込み)という高い評価を受ける。
 「オーナーブリーダーとしてやってきましたが、いい馬が誕生した際には、多くの方に見ていただこうと方針を変えました。セリ市を通して、オーナーや調教師の皆さんなど、新たな出会いがあっただけでなく、自分たちもより良い馬を生産していこうという、向上心が生まれています」(矢野代表)
 マーケットブリーダーとしての評価を高めただけでなく、牧場にG1タイトルを授けてくれそうなジャックドールであるが、矢野代表は勝利よりも無事に走ってくれることを願っている。
 「いつか大きなタイトルを取れると思っていますが、今回も自分らしい走りを見せてほしいです」と矢野代表。無欲の逃げが、牧場に大きな喜びをもたらすかもしれない。

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