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度重なる不運、ハプニング…猛追及ばず日本準優勝 オーストラリアが連覇達成【セール・グランプリ】

2022年3月29日 05時00分

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グランプリファイナルで準優勝に輝いた日本チーム

グランプリファイナルで準優勝に輝いた日本チーム

 セーリングの国別対抗戦、セール・グランプリの年間王者を決めるグランプリファイナル(GF)が28日、米国のサンフランシスコで行われ、日本は2季連続の準優勝に輝いた。一発勝負のGFは年間総合順位の上位3チームで争われ、オーストラリアが連覇を飾り、賞金100万ドル(約1億2000万円)を獲得した。GF前に開催されたシリーズ第8戦で日本は3位だった。
 GFのスタートで失敗した日本の猛追も及ばなかった。9分37秒でフィニッシュして優勝したオーストラリアとは46秒差。日本の司令塔を務めるネイサン・アウタリッジ(36)は「スタートで出遅れた上に撮影ボートが邪魔をしてさらに遅れてしまった。自分たちは全力で戦ったので運が足りなかった」と不運も襲った大一番を振り返った。
 日本は年間総合順位2位でGFに進出。しかし、シリーズ8戦5勝と圧倒的な力を誇るオーストラリアの壁に2季連続ではね返された。そして、GF前はハプニングの連続だった。まさかの無風でレースを一時中断。すると、コース上にクジラが進入してさらにスタートが延期された。“かじ”を任されるフライトコントローラーの高橋レオ(23)も「きょうは波が大きかったので調整が難しかった」と苦しんだ。
 だが、今季はシリーズで2勝を記録するなど躍進。笠谷勇希(33)は「いくつかの衝突事故はありつつも、2大会で優勝できたのは良かった。個人としては体力面と海面を読む力の向上」と手応えと課題を口にした。急成長を遂げた高橋は「(年間優勝の)100万ドルを逃して悲しいけど、このチームでは勝てるチャンスがあるので次に向けて頑張ります」と来季に向けて世界の頂点を見据えた。
【セールGP年間順位】
順位 国名   
1オーストラリア 
2日本      
3米国      
4イギリス    
5ニュージーランド
6デンマーク   
7スペイン    
8フランス    
 ◆セール・グランプリ 米IT大手「オラクル」の創業者、ラリー・エリソンらが2019年に設立した国別対抗戦のヨットレース(5~6人乗り)で、海岸近くで見ることができる。各国は同じ機能を持つ最新鋭艇を操り、1大会2日間、計6レースで順位を決める。1レース15分以内で勝負が決まる高速レース。今季は8カ国が参戦。計8大会で総合順位を決め、最後に上位3チームでグランドファイナルを行う。国別対抗戦だが、日本は制限が緩和され、外国籍選手も在籍。スポーツテレビ局「J―SPORTS」で各レースを生放送している。
「SAIL GP 2021/22第8戦 サンフランシスコ(米国)」放送予定
◆「第8戦DAY1」(J SPORT3 30日午前11時~午後1時)他
◆「第8戦DAY2」(J SPORTS3 30日午後10時~深夜0時)他
◆「第8戦ハイライト」(J SPORTS2 4月3日深夜0時半~深夜1時)他

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