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格から言えば本拠地開幕…中日・柳を3戦目とした“明確な理由” カチリとはまった『サンデー柳』で想定内の初白星

2022年3月28日 10時19分

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首脳陣が柳を開幕3戦目で起用した真意とは…

首脳陣が柳を開幕3戦目で起用した真意とは…

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇27日 中日7―5巨人(延長10回、東京ドーム)
 まさかこんなスコアになるとは思わなかったが、第3戦での初白星は想定内だった。
 「開幕ではないけど、巨人の3戦目にいってくれ。頼むぞ」
 立浪監督が専用室に柳を呼び、登板日を伝えたのは2月半ばの沖縄だった。公表よりは前だったが、大野雄の開幕指名は知っていた。開幕に投げたいという意欲はもっていたが、エースは大野雄。ある程度の予想はしていた。「じゃあ、オレは本拠地開幕(3月29日)」と柳は思っていた。ところが予想外の第3戦。不満ではなかったが、少しだけ落ち込んだ。実際、この日の他球団の先発を見渡すと、これから実績を積む若手が多かった。しかし、首脳陣の真意は「だからこそ柳」だった。
 まず大野雄が決まった。次が柳。格から言えば確かに29日だが、開幕は互角、3月中旬まで未定だったが、恐らく第2戦も互角だと考えた。もちろん勝つ気で臨むが、勝負事はわからない。何があっても「開幕3連敗だけは阻止」と考えた時、おのずと「サンデー柳」がカチリとはまった。
 オープン戦は万全。ところが本番は別だった。6球で1点を失い、まさかの連続被弾。1回に4点を失うのは、彼のキャリアで初めてのことだった。
 「立ち上がりから自分らしいピッチングをすることができませんでした。その後も変えることが難しかった」
 7回に5点目を失って降板した。悪夢の3連敗へ、あと2人まで追い込まれてから追いつき、延長戦でうっちゃった。柳が打たれたのも「まさか」なら、8、9、10回で計6点を奪ったのも「まさか」。過程は全くの想定外ではあったが、柳で3連敗阻止の結果だけは構想内に収まった。
 「チームが勝って良かった。次はしっかり抑える。それだけです」。顔は笑っていなかったが、険しくもなかった。チームは昨季6勝13敗5分けと苦手だった日曜日。来週こそ、柳の力でみんなを笑顔に―。

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