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宇野昌磨「さらにステップアップする」 初優勝の先に新たな挑戦【フィギュア世界選手権】

2022年3月27日 18時37分

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宇野昌磨(AP)

宇野昌磨(AP)

 フィギュアスケートの世界選手権最終日が26日、フランスのモンペリエであり、男子フリーは五輪2大会連続メダルの宇野昌磨(24)=トヨタ自動車、中京大=が首位発進したショートプログラム(SP)に続く自己ベストの202・85点をマークし、世界歴代3位の合計312・48点で初優勝した。女子の坂本花織(21)=シスメックス=と合わせた日本男女のアベック制覇は3度目で、羽生結弦、浅田真央の2014年以来となった。
   ◇   ◇
 王者の陰にいつも隠れていた、男がついに輝いた。世界の頂に初めて立った宇野は、右の拳を突き上げて喜んだ。
 「ステファン・ランビエルコーチが納得できるような演技をしたいと思っていた。それはかなった思うし、優勝を取ったことがあまりなかったので、世界選手権で1位になれたことをうれしく思う」。世界選手権、グランプリ(GP)ファイナルはともに2位が2度。世界の舞台では五輪連覇の羽生結弦(27)=ANA、北京五輪金メダルのネーサン・チェン(米国)に敗れていた。
 フリー曲「ボレロ」はランビエルコーチが振り付けた。4種類の4回転を跳ぶ自身過去最高難度のジャンプに複雑なステップとスピンが加わり、4分間を演じ切るには高い持久力が要求された。逆に言えば、この日の演技のように最後の見せ場のステップは、残りの力を振り絞る姿に引き込まれる。審判員も9人中6人が満点を付けた。
 ランビエルコーチの期待に応えようと、練習時間の大半をボレロに注いだ。「最後の試合になってようやく最後まで滑りきれる状態になった」。それほど傑作に仕上げるのが難しかった。「今後、どのプログラムをやるにしても、このプログラムよりは楽だと思う」。そう語った宇野に対し、ランビエルコーチは言った。
 「さらにステップアップするから、楽になることはない。ハードワークを重ねるからこそいい選手となり、その先に新たなチャレンジが待っている」。二人三脚の旅はまだ始まったばかりだ。(写真はAP)

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