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東浦の住民サロン、多世代交流生む多様な縁側 名城大生3人がデザイン

2022年3月27日 05時02分 (3月27日 15時10分更新)
Beeテラスが完成し笑顔を見せる西本さん(左)と神谷さん。前方にあるのはいすやテーブルとして使える家具=東浦町緒川の「地域の縁側 グリーン・ラソ」で

Beeテラスが完成し笑顔を見せる西本さん(左)と神谷さん。前方にあるのはいすやテーブルとして使える家具=東浦町緒川の「地域の縁側 グリーン・ラソ」で

 東浦町緒川の住民交流サロン「地域の縁側 グリーン・ラソ」に、大小さまざまな六角形の木製デッキを組み合わせた縁側が完成した。デザインしたのは名城大(名古屋市天白区)で建築を学ぶ学生三人。縁側を介して建物の内と外をつなぐ様式で、より多世代の人が引きつけられる居場所にしたいとの願いを込めた。
 二〇一七年にオープンしたサロンは同町初の常設の居場所だが、高齢者向けのイメージが強く、学生や子どもの利用が少ない。現在は平日に夕方まで開くが、サロンを運営する認定NPO法人「絆」(同町)の山崎紀恵子代表理事(62)は「土日や夜も子ども食堂や学習支援をしたいが、私たちだけでは無理。さまざまな交流が生まれる仕掛けをつくりたかった」と話す。昨年、住民らが利用促進を考えるワークショップも行い、縁側の設置を決めた。
 二月にあったコンペで十作品から採用されたのは、神谷尚輝さん(21)=名古屋市昭和区、西本帆乃加さん(21)=大治町、羽場駿也さん(21)=豊田市=が考案した「Beeテラス」。繁栄の象徴とされる「蜂の巣」から発想し、六角形の縁台にした。
 さまざまな高さ、大きさの四つの縁台を組み合わせ、約十一平方メートルの広さを確保。室内にも外側と同じ高さの縁台を置き、窓を挟んで内と外で座って話をしたり、外で食事したりできるようにした。
 縁側は、学生と住民ら約五十人が十二日に設置し、テーブルやいすに活用できる家具も六台制作した。神谷さんと西本さんは「腰掛けると、室内にも視線がいき、内外の関わりがもっと簡単になる。自分たちが考えたものが、みんなの憩いの場になると思うと楽しみ」と話していた。
 お披露目のコンサートを四月二十三日午後一時から開く(雨天時は同二十九日)。テラス付近にピアノを置き、飛び込みで演奏できるようにする。無料。(問)絆=0562(83)7563
 (出口有紀)

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