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打率8分の中日・勝野が逆転弾…守備妨害→打撃妨害→連続押し出しの『珍プレー続出試合』フィナーレは数cmで幻に

2022年3月27日 08時59分

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8回裏、巨人・中島の安打で生還した三走湯浅が本塁を踏んだかどうかの判定を巡り、リプレー検証を求める立浪監督(中)。捕手木下=26日

8回裏、巨人・中島の安打で生還した三走湯浅が本塁を踏んだかどうかの判定を巡り、リプレー検証を求める立浪監督(中)。捕手木下=26日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇26日 巨人7-5中日(東京ドーム)
 またも逆転負け。魔のイニングが、5回から8回に変わった。つまずきはセットアッパー・岩崎のアクシデント。つまり、この日だけの問題ではないことが、なおさら重い…。
 それにしても不思議なことが起こり続けた試合だった。通算打率わずかに8分、三振率7割2分だった勝野が逆転2ランを打った。打者走者・京田がわずかにラインを踏み、守備妨害とジャッジされた。8回は2死からの木下の凡打が、打撃妨害で救われ、連続押し出しで突き放した。直後の悲劇。その締めくくりとなりかけたのが「幻の本塁空過」だった。
 1点差の1死三塁から、5番手の福が代打・中島に三遊間を破られた。代走の湯浅は、喜び勇んで本塁を駆け抜けた。同点。消沈した瞬間、木下が内野手にボールを要求し、ビシエドも本塁を指して訴えた。ボールを持ったミットで、木下が触塁した。牧田球審は「セーフ」。木下の言いたいことを把握した立浪監督が、すかさずリクエストした。湯浅がベースを踏んでいないというアピールだった。認められればもちろんアウト。得点は消え、2死一塁となる。
 「確信があったわけではないんですが、勝負する価値があると思いました。でも(検証中に流れる)映像を見たら、踏んでいましたね。自分ではその映像よりも踏んでいないように見えたので」
 木下は答えてくれた。最後の一歩をピョンと伸ばした湯浅の足は、確かに踏んではいたが、空過していても気付かなかったはずだ。リクエストに惜しいも惜しくないもないのだが、珍プレー続出試合のフィナーレとなる「世紀の空過」まで、あと数センチだった…。
 連敗。逆転。岩崎の離脱…。暗い話題ばかりの中で、あえて書くならば木下は走者を最後まで見ていた。凡事徹底が福を呼ぶ。そう信じて柳を待つ!

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