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【グランパス】酒井宣福、家族へ思い込めたガッツポーズ 移籍初ゴールでルヴァン杯初勝利

2022年3月26日 20時30分

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名古屋―徳島 後半、先制のゴールを決め喜ぶ名古屋・酒井(右手前)

名古屋―徳島 後半、先制のゴールを決め喜ぶ名古屋・酒井(右手前)

◇26日 ルヴァン杯1次リーグ 第3節 名古屋2―0徳島(豊田スタジアム)
 名古屋グランパスは後半27分、FW酒井宣福(29)の移籍後初ゴールで先制。3分後にもFW柿谷曜一朗(32)が今季初ゴールを決め、快勝した。
     ◇
 横殴りの雨の中、待ち望んでいた一発が出た。後半27分、右サイドのFWマテウスから中央のMF仙頭啓矢へパス。エリア内で反応して動きだしたのは、途中出場の酒井だった。「目を合わせたので絶対に来るとわかった」。相手DFを右腕で抑えながら、左足で流し込んだ。仁王立ちで雄たけびを上げる背番号9のもとで、イレブンが歓喜の輪をつくった。
 チームも、酒井も曇り続きの結果だった。2月19日の開幕・神戸戦(豊田ス)こそ勝ったものの、その後は公式戦5試合で勝ちなし。得点も、神戸戦を含めた6試合でオウンゴール2点を含む4点にとどまった。開幕スタメンの酒井にも一発は出ない。20日の柏戦(豊田ス)では先発落ちを経験した。
 それでも、酒井は気落ちせずに努力を続けた。「常に自分のやれる100%を出したいと思ってやっている。結果が出なければスタメンを外れるのは当たり前」。あったのは反骨心ではなく、チームに貢献したいとの思いだった。
 後半開始から投入され、酒井の声は誰よりも響いた。攻撃では相手DFラインの裏を突く動きを連発して絶えずボールを要求。守備では「やみくもに(ボールを)取りに行っても取れないのは見ていてわかった」と敵陣深くで相手のパスコースを限定し、徳島のミスを誘発した。
 酒井は普段、得点時には家族への感謝を込めて、左手薬指にキスをする。この日は、試合終了の笛とともに左の拳を握りしめた。「家族のサポートがあるおかげでいつも勝てている。『勝ったよ』という思いを込めた拳かな、と思う」。ストライカーのまなざしは、穏やかな光をたたえていた。

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