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坂本花織、フリーも全要素が完璧…まばたきをするのが惜しいと思ったほど【村上佳菜子スマイルレポート】

2022年3月26日 20時12分

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世界選手権初優勝、表彰台で涙を流す坂本花織(AP)

世界選手権初優勝、表彰台で涙を流す坂本花織(AP)

 坂本花織選手が圧巻の演技を披露しました。見ていて、まばたきをするのが惜しいと思ったほどです。この世界選手権でもフィギュアスケートが持つ良さや美しさをあらためてみせてくれました。
 フリーも全要素が完璧でした。最後まで一本の細い糸を紡ぐように切れ目なく演技し、後半に2つ組み込んだ連続ジャンプなどで高いGOE(出来栄え点)の加点を得ました。しかも、北京五輪に続く国際大会でのノーミス。世界女王の称号にふさわしい内容でした。
 好結果は中野園子先生と積み上げた練習が導いたとみています。五輪から1カ月しかないため、調整は大変だったと思います。でも、私がそうだったように、信頼する先生の一言が不安を振り払ったはずです。そして、長年培った鍛錬がものをいい、調子を取り戻せたのではないでしょうか。
 世界選手権は止まることがない成長をみせる坂本選手の今季の集大成となりました。でも、伸びしろはあります。心を一度リラックスさせた後、4回転ジャンプなど次の段階に向けた歩みを進めてほしいと思います。
 樋口新葉選手からはピーキングの難しさを感じました。しかし、この経験で彼女はさらに強くなるはずです。河辺愛菜選手は五輪よりも内容は良かった。今季の経験を無駄にせず、来季につなげてほしいと思います。(ソチ五輪代表、プロフィギュアスケーター)

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