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支援の県産米 1万800食発送 ウクライナ避難民向け 県と県JAグループ

2022年3月26日 05時00分 (3月26日 11時45分更新)
パックご飯を積み込んだトラックの前に並ぶ杉本知事(右から3人目)や冨田会長(同4人目)ら=25日、県庁前広場で

パックご飯を積み込んだトラックの前に並ぶ杉本知事(右から3人目)や冨田会長(同4人目)ら=25日、県庁前広場で

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、県と県JAグループが二十五日、隣国ポーランドへ避難したウクライナ国民に向け、県産ブランド米「いちほまれ」のパックご飯一万八百食を発送した。空輸で二週間後には現地に届くと見込まれる。県によると、ウクライナ侵攻に関し、自治体が食べ物での支援に乗りだすのは全国的にも早い。(山本洋児)
 一パックにご飯百八十グラムが入っている。JAが県に提供した。杉本達治知事が松田邦紀・駐ウクライナ大使(福井市出身)と連絡を取り、輸送の段取りを整えた。小松、成田両空港を経由し、ウクライナとの国境近くにあるポーランドの倉庫へ送る。慈善団体を通じて避難民に届けられる。
 ウクライナはパンが主食だが、コメをおかゆにして食べる。県は、パックご飯の食べ方をウクライナ語で記した用紙も添えた。この日は、パックご飯が詰め込まれた段ボール三百箱を載せたトラックの出発式が県庁前広場であった。
 杉本知事は、ロシアのウクライナ侵攻を批判した上で「今回の食糧支援が大きな力になるか分からないが、微力は無力とは違う。微力が重なれば大きな輪になる。その最初の一歩にしたい」とあいさつした。
 JA県五連の冨田勇一会長も「ウクライナの子どもに命をつないでほしい。戦争は一番の悪。一日も早い平和を願い、日本全国で食糧支援の輪が広がるよう願う」と述べ、トラックを見送った。

ウクライナ避難民受け入れ

来月初旬にも県内に

 ウクライナからの避難民受け入れを表明している県は二十五日、早ければ四月初旬にも県内在住ウクライナ人の関係者が福井県入りするとの見通しを明らかにした。県庁前で支援物資を載せたトラックの出発式があり、杉本達治知事があいさつで述べた。
 県は十五日、避難民の受け入れに関する相談窓口を設置した。県内在住のウクライナ人は十人で、複数の相談が寄せられている。杉本知事は「まずは住居、食、言葉など生活支援、長期滞在になるなら就労支援も必要」と述べた。
 県国際経済課の担当者は、避難民の受け入れ人数や時期など詳細は調整中としつつ「四月初めの受け入れに向け準備を進めている」と話した。避難民を巡っては、県が県職員住宅の無償提供や日本語学習支援などを表明している。 (山本洋児)

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