吹き抜け、採光で明るい新校舎 袋井・浅羽中で落成式
2022年3月25日 05時00分 (3月25日 05時03分更新)
老朽化に伴い二〇二〇年度から工事を進めてきた袋井市浅羽中学校の新校舎が完成し、二十四日、現地で落成式が行われた。四月から供用を開始する。これまでの中校舎を解体し、跡地に鉄骨造り三階建て、延べ床面積約五千六百平方メートルの新校舎を建設。北校舎は改修によって特別教室を配置し、機能の向上を図った。 (土屋祐二)
新校舎は多目的に使用可能な幅広の中廊下に四つの吹き抜けを設けることで、教室に採光と通風を確保した明るい雰囲気が特徴。特別支援教室を含む普通教室二十二室と図書館、管理諸室などを配置した。地域交流室や新校舎と一体となった武道場、バリアフリーに対応したエレベーターと車いす使用者用トイレ、学年集会など多彩に活用できる中庭のウッドデッキなども新設した。地域に開けた学校として、地域交流室や武道場などは地域住民に開放する。工事中、仮使用していた南校舎は来年度解体する。総事業費は約三十億円。
式典には、大場規之市長、鈴木一吉教育長、市議ら約四十人が出席。大場市長が「生徒たちが新たな環境の中で豊かな感性と郷土愛を育んでいってほしい」とあいさつし、テープカットで新校舎の完成を祝った。
市教委は二十七日午前十時〜午後三時に市在住・在勤・在学者を対象とした内覧会を開く。
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