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中日にとって大事な“ビシエドの後”…『5番・木下』で見えた勝利への道筋 昨季の5番打率わずか2割3分7厘

2022年3月21日 09時56分

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5回裏2死三塁、ビシエドが四球を選ぶ=20日

5回裏2死三塁、ビシエドが四球を選ぶ=20日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇20日 オープン戦 中日―ロッテ(バンテリンドームナゴヤ)
 開幕まであと4日。しぶとく勝ちきっていくための道筋は、5回に見えた。2点差の2死一、三塁から、木下の左前打で突き放す。重要なのは5番打者が打ったこと。そして直前(2死三塁)の4番・ビシエドは、四球を選んだということだ。
 得点力の低い中日打線において、相手バッテリーのマークはどうしてもビシエドに集中する。僅差の終盤でピンチ(中日はチャンス)を迎えても、一塁が空いていれば決して無理をしない。それはデータにハッキリ表れている。昨季の5番打者は7人が起用され、510打数121安打。打率2割3分7厘は、リーグ最下位だったチーム打率と同じである。10本塁打、38打点は、打順の役割を考えれば、目を覆いたくなる惨状だった。
 くわえて書くならば、昨季のビシエドは9度敬遠されている(リーグ2位)が、直後の成績は犠飛と四球が1つずつで7打数無安打。相手ベンチは安直であろうとも、審判に申告敬遠の合図を送ればかなりの確率で成功した。
 だから立浪監督もこう言った。「ビシエドの後が大事になってきます」。高橋周は3番に置く。石川昂や鵜飼では荷が重すぎる。だから木下なのだ。もちろんオープン戦でビシエドとの勝負を避けた四球ではなかっただろうが、開幕後もビシエドが打てば打つほど起こり得るシチュエーション。適時打で突き放せたことは光の道なのだ。
 「シーズンに入ったら4点あってもその後、点が取れないで終盤もつれることはあります。もう少し貪欲に点が取れるようにやっていきたい」
 立浪監督はこの日の勝利に満足などしていない。そもそもクリーンアップを任せられる3人がそろわない。取れる1点を取り、防げる1点を防ぐ。いかにしぶとく戦っていくか。いつまでも投手陣に頼り切りでは、上位浮上は見えてこない。

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