本文へ移動

湖西市知波田小児童の学び場「ビオトープ」 コンクールで協会賞

2022年3月18日 05時00分 (3月18日 09時56分更新)
ビオトープで受賞を喜ぶ知波田小の6年生ら=湖西市大知波で

ビオトープで受賞を喜ぶ知波田小の6年生ら=湖西市大知波で

 湖西市知波田小学校の児童が授業や遊びに活用する学校近くのビオトープが、全国の学校や園庭のビオトープを表彰するコンクールで、四期連続の日本生態系協会賞を受賞した。学校内にとどまらない、地域住民による持続的な整備の活動が評価された。総合学習の授業で水質浄化や外来種除去を研究した六年生が、喜びや思い出を語った。 (鈴木太郎)
 同協会が隔年で主催する「全国学校・園庭ビオトープコンクール」で、全国の幼保育園、小中高校、大学などで継続的に学習に使われるビオトープが評価の対象。協会賞は上位五賞に次ぐ評価で、二〇二一年度は全国で七十一の園や学校、大学が選ばれ、県内の学校では唯一の受賞となった。知波田小は〇五年度に上位十校の優秀賞に選ばれ、一五年度以降は毎回協会賞を受賞している。
 ビオトープは学校のすぐ北側にあり、〇一年に当時の六年生と地域住民らで休耕田を整備して完成した。毎年、各学年が理科や総合学習の授業で使っている。地域で環境保護活動をしている市民団体「夢くらぶ21」と「湖西フロンティア倶楽部(くらぶ)」のメンバーが五〜十月の間、月一回草刈りや水路の補修に汗を流す。コンクールでは、住民ぐるみで学習環境を継続して保全する仕組みが評価された。
 草むらでは夏から秋にかけて複数種のトンボが飛び交い、水路には在来種のカワムツや外来種のカダヤシのほか、浜名湖から遡上(そじょう)するウナギの幼魚なども見ることができる。近くの住宅から生活排水が流れ込むため、地域住民と協力して焼いた竹炭を使って水質浄化している。
 六年生は毎年、総合学習で一年間ビオトープを調べた内容を保護者や地域住民に発表する。コロナ禍を受け、本年度はオンラインで発表し、整備を支援する住民らとの交流はできなかった。水質浄化を調べた吉川莉瑚さん(12)は「授業以外にも立ち寄って生き物を観察するのが楽しみだった」と思い出を振り返った。外来種除去をテーマにした池田莉菜さん(12)は「ボランティアの人とは会えなかったが、学校のために毎月きれいにしてくれてありがたい気持ち」と感謝した。

関連キーワード

おすすめ情報