工作機械仲介 遠州信金

2017年12月22日 02時00分 (5月27日 05時27分更新)

◆リース大手と契約

中古工作機械の仲介契約書を交わす守田泰男理事長(左)と二ノ宮竜太郎ブロック長=浜松市中区で

 遠州信用金庫(浜松市中区)は二十一日、総合リースのオリックスと中古工作機械の売買やレンタルに関する仲介契約を結んだ。設備投資に多額の費用をかけられない遠州地域の中堅・中小製造業に、オリックスの取引先企業などから比較的安価な機械を販売、貸与してもらう。取り組みを通じて、地元企業が業態転換や新分野、新事業に乗り出す「第二創業」などを後押しする。
 遠州地域の製造業は自動車やバイク産業の比率が高い。今後、電気自動車(EV)化が進み、現在生産している自動車部品が不要になる場合を考え、新事業の開拓を模索する中堅・中小企業は少なくない。しかし、新分野参入に必要な工作機械を新品で購入すると費用がかさみ、第二創業の足かせとなっていた。加えて、人手不足に対応するため省力化の機械導入も課題となっている。
 こうした悩みが寄せられる中、遠州信金は八月から、遠州地域の中堅・中小企業と、地域内にある中古工作機械の販売店を仲介する取り組みを始めた。中小企業などから二十件以上の問い合わせがあったが、地元の販売店は中古機械の取扱数が限られており、要望に応え切れていなかった。
 この取り組みを拡充するため、オリックスとも仲介契約を結ぶことにした。企業から工作機械導入の相談があった場合、遠州信金がオリックスにつなぐ。オリックスは、取引関係がある全国最大級の中古工作機械販売の小林機械(群馬県館林市)に取り次ぐ。
 小林機械は約千種類の金属加工や検査機器などの中古工作機械を扱っており、新品の30%前後の価格で販売できるという。一部の機械はオリックスがレンタルする。遠州信金は機械購入時の融資を受け持つ。
 遠州信金本店であった契約締結式では、信金の守田泰男理事長とオリックスの二ノ宮竜太郎神奈川・静岡ブロック長が契約書を取り交わした。守田理事長は「当金庫は取引先のいろいろな要望をタブレット端末で一元管理しており、情報の共有化によってこうした取り組みが実現した」、二ノ宮ブロック長は「中古機械の調達手段を新たに提供し、企業の生産性向上をサポートしたい」とあいさつした。
(伊東浩一)

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