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園庭地中に名札 蒲幼稚園児2人が発見 持ち主は?

2022年3月16日 05時00分 (3月16日 09時37分更新)
斉藤真臣さん(左)の名札を見つけた石原浩輝ちゃん(中)と鈴木巧真ちゃん=浜松市東区の蒲幼稚園で

斉藤真臣さん(左)の名札を見つけた石原浩輝ちゃん(中)と鈴木巧真ちゃん=浜松市東区の蒲幼稚園で

  • 斉藤真臣さん(左)の名札を見つけた石原浩輝ちゃん(中)と鈴木巧真ちゃん=浜松市東区の蒲幼稚園で
 浜松市東区の蒲幼稚園で土遊びをしていた園児二人が古びた園児の名札を見つけた。園が調べた結果、四十六年前に卒園した三島市の警察官斉藤真臣さん(52)のものと判明。二人からの手紙で知った斉藤さんが十五日、園を訪れ、小さな後輩たちに感謝を伝えた。 (高橋雅人)
 名札を見つけたのは鈴木巧真(たくま)ちゃんと石原浩輝(ひろき)ちゃん(ともに六歳)。二月初旬、園庭に掘った深さ三十センチほどの穴を広げようと縁をスコップで削っていたところ、泥の中から出てきたという。「花2 さいとうまさおみ」。誰なのか。先生に調べてもらうことにした。
 手掛かりは名札の形状とクラス名。大貫ななみ園長(57)は「二つが重なるのは一九七〇年代」と目星を付けて、卒園アルバムをめくった。四冊、五冊…。七六年のアルバムに、斉藤さんを見つけた。園児二人の手紙を添えて、アルバムにあった住所に送った。
 同月中旬、帰省した斉藤さんは封を開けて驚いた。「埋めた記憶も、なくした記憶も全くなかった」。それでも名札の字には見覚えがあった。「亡くなった母の字だったので間違いない。よく土の中で眠っていてくれていた」。早速お礼の返事をしたためた。
 この日、卒園して以来初めて園の門をくぐった斉藤さん。「建物はリニューアルされているけど、雰囲気は変わらない」。遊戯室の跳躍器具や屋上のプールで遊んだ思い出がよみがえった。園児たちと一緒に園歌も口ずさんだ。
 「みんなのおかげでここに来られた。うれしい。感無量です」。警察官として働く日々も紹介し、質問にもにこやかに答えた。十六日の卒園式を前に実現した対面に園児たちも大喜び。巧真ちゃんと浩輝ちゃんは「会えてうれしかった」と口をそろえた。

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