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ウィメンズでタイムも順位も昨年を上回れなかった福居紗希、悔しさばねに捲土重来を期す【マラソン】

2022年3月15日 18時06分

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力走する福居紗希選手(中央)

力走する福居紗希選手(中央)

◇羽ばたけ中部勢
 目標を達成することができなかった悔しさをばねに、今後の成長を遂げる。13日に行われた名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)で、昨年に続いて出場した福居紗希(25)=三井住友海上=は2時間31分53秒で22位。タイムも順位も昨年を上回ることはできなかったが、今回の経験を生かして2024年パリ五輪出場を目指す。
   ◇   ◇
 前半、福居は予定通りにレースを進めた。昨年の5位で招待選手の田中華絵(第一生命グループ)や、2時間29分台の記録を持つ松田杏奈(デンソー)らとともに10人ほどの第3集団を形成。10キロを過ぎて少しずつ集団の人数が少なくなっても好位置をキープし、ラップを刻んでいった。
 しかし、30キロが近づくにつれて遅れ始めた。「終盤までついて行ってから上げていきたいと思っていたが、途中で離されてしまい、そこからガタンと落ちてしまった」。2時間30分31秒で15位だった昨年の記録や順位をなんとか上回ろうとしたが、ゴールが近くなっても数人に抜かれた。
 今大会の目標タイムは2時間27分台だった。それが、初マラソンだった昨年の記録に1分以上も及ばない不本意な結果。「練習不足。現実を見せられた。今回のレースでパリ五輪が見えてくれば、と思っていたが…」と悔しそうな表情で振り返った。
 もともと長距離走には自信がある。しかし、2度のマラソンでは、ともに終盤で大きくペースダウン。持ち味の粘り強さで体力の消耗をカバーすることができなかった。課題を突きつけられ「ひたすら練習しようと思う。自信をつけるには練習しかない。練習で結果を出すしかない。また来年も走りたい」と巻き返しを誓う。
 もちろん、夢を諦めたわけではない。春からはトラック種目で力を蓄えながら走り込みを続け、冬の駅伝やマラソンに備えるつもりだ。
 13年の高校駅伝で同じ1区を走った薫英女学院(大阪)の松田瑞生(ダイハツ)は今や日本のエース格。3年間、1区で競った須磨学園(兵庫)の太田琴菜(日本郵政グループ)や、ユニバーシアードでハーフマラソンと同じ日の5000メートルに出場した日体大の細田あい(エディオン)は、今回でパリ五輪の選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を得た。発奮材料には事欠かない。挫折にもくじけず、夢を追い続ける。
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 ▼福居紗希(ふくい・さき) 1996年3月25日生まれ、富山県出身の25歳。身長159センチ。同県立富山商では3年連続で高校駅伝に出場し、2年時の2012年は1区で12位、翌年は1区で15位。城西大4年時の17年はユニバーシアード(台北)のハーフマラソンで銅メダルを獲得し、女子団体の金メダルにも貢献した。埼玉医科大グループを経て20年に三井住友海上へ入社。

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