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3位の安藤友香「悔しい」率直な思い吐露「強い選手についていけなくて…」【名古屋ウィメンズ】

2022年3月13日 18時11分

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日本勢最高の3位でゴールする安藤友香

日本勢最高の3位でゴールする安藤友香

◇13日 名古屋ウィメンズマラソン(名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ特設コース)
 次こそ世界の舞台で雪辱する!! 出場選手で日本人最速の自己記録を持つ安藤友香(27)=ワコール=が2時間22分22秒の日本人トップとなる3位でゴールした。7月の世界選手権(米オレゴン州)の出場権を確実にすることはできなかったが、2時間23分18秒の派遣設定記録は突破した。
   ◇   ◇
 日本人トップでゴールに入っても安藤に笑顔はなかった。名古屋での3度目のマラソンで目指していたのは優勝。1位の海外選手に5分の差をつけられての3位という結果に「強い選手についていくことができなくて悔しい」とレース直後は率直な思いが口に出た。
 序盤の5キロ手前で、優勝したチェプンゲティッチ(ケニア)が抜け出す急展開。「予定通りにいかないと思っていた。ついていくと自分がもたない」と冷静に第2集団でレースを進めた。15キロ手前で、2位になったサルピーター(イスラエル)が一段階ペースを上げた時には「自分が後悔する」と背中を追うも、23キロ地点までがやっとだった。
 陸上人生の転機は2019年のワコール移籍。1月に現役引退した福士加代子さん(39)と同じチームになり「外から見ても内から見ても一緒。これが本当の福士さんなんだ」と飾らない人柄に感銘を受けた。自身は17年の初マラソンで出した2時間21分36秒の記録を引きずっていたが「考えるだけ無駄。そんなもん捨てちゃえ」と過去との決別を勧められ、安藤の気持ちは吹っ切れた。
 ゴール時点では気温が22度まで上昇。表彰式では体調不良で途中退席するほど力を出し切った。高温の中で世界選手権の派遣設定記録を突破する結果に、日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは「粘ってレースをするしかない難しい展開。評価できる」とうなずいた。
 納得の結果ではなかった。それでも24年パリ五輪への代表選考レース、来秋の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権は獲得した。「この舞台を糧にパリでメダルを目指して頑張りたい」と安藤。次は必ず勝負できる力を付けて、世界に再挑戦する。

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