「小浜サンド」のキッチンカー導入 あすから福祉事業所「縁」
2022年3月12日 05時00分 (3月12日 05時00分更新)
障害者らの就労を支援する小浜市東市場の福祉事業所「縁」は、キッチンカーで地元食材を使ったホットサンドのテークアウト販売を始める。ご当地グルメ「小浜サンド」として地域の魅力を発信するとともに利用者の仕事の幅を広げる。縁の北山政道社長は「利用者が外に出て働く姿を市民に見てもらい、福祉のイメージ向上につなげたい。地域のためになる仕事と福祉を合致させた事業にしていきたい」と意欲を見せる。十三日から稼働し、各地のイベントなどに出向く。
テークアウトは福祉事業所の請け負っている仕事のうちコロナ禍で箸加工などの業務が低迷したため、新規事業として挑戦する。職員と利用者が二人一組で乗車し、調理や接客を担う。
軽トラックがベースのキッチンカーは、市の委託で小浜商工会議所が実施するコロナ対策の支援事業を活用して導入。購入費は三百万円で、百万円の補助を受けた。車内には、水回りの設備やガス調理器、商品の保温器などが整う。
ホットサンドは、小浜のさまざまな食材を挟んで商品化できると目を付けた。市内のパン店の食パンを使用し、具材は地元業者が作るカレー味のサバ缶、ハムとチーズの二種類でスタート。地場産野菜などを取り...
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