本文へ移動

ロシア軍が停戦の時間中に病院を爆撃 気温は氷点下4度…負傷した赤ちゃんは凍死の恐れも、ロシア側は認めるも”強弁”

2022年3月10日 15時22分

このエントリーをはてなブックマークに追加
ウクライナのマリウポリで爆撃により被害を受けた産科病院(AP)

ウクライナのマリウポリで爆撃により被害を受けた産科病院(AP)

 ロシアによるウクライナ侵略開始からちょうど2週間が経過した9日、ウクライナ政府は南東部マリウポリにある産科・小児科病院がロシア軍に爆撃されたと発表した。「市民を退避させる人道回廊を開くため合意した停戦のはずの時間中だった」と非難しており、同市当局が公表したところによると、出産中だった女性を含めて少なくとも17人が負傷した。
 英紙デーリーメール(電子版)は「爆撃による“ジェノサイド(民族大量虐殺)”で、生存者を捜す絶望的な闘い。気温は氷点下4度まで落ち込む中、レスキュー部隊はがれきをかき分けている。負傷した赤ん坊たちは、凍死の恐れがある」と伝えた。
 マリウポリ市が公表した動画では、3階建ての複数の病棟は窓ガラスが全て割れ、中庭の地面は爆撃でえぐられた深さ8メートルの大穴が口をのぞかせている。赤子を抱いた女性が泣き叫び、放心状態の少女は顔面が血だらけだ。
 ロシア外務省の報道官は病院の爆撃を認めた上で「ウクライナ軍が病院内で戦闘配置に就いていたせいだった」と強弁したが、英BBC放送は「爆撃直後の動画では、明らかに患者とスタッフしかおらず、妊娠した女性たちが担架で運ばれていた」と非難した。
 首都キエフの西にあるジトーミルでも2カ所の病院が爆撃を受け、ウクライナでは、侵略開始から既に18の保健医療施設などが爆撃を受けたことが世界保健機関(WHO)で確認されている。
(写真はAP)

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ