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<三遠南信逸品リレー>鍛造鉄フライパン アウトリガー(菊川市)

2022年3月10日 05時00分 (3月10日 05時02分更新)
鍛造で仕上げたアウトドア用の鉄製フライパンを手にするアウトリガーの黒田憲一さん=菊川市西方で

鍛造で仕上げたアウトドア用の鉄製フライパンを手にするアウトリガーの黒田憲一さん=菊川市西方で

 一人で自由に過ごせる「ソロキャンプ」でも便利に使えそうだ。直径十九センチ、厚さ三・五ミリの小ぶりな鉄製フライパン。ステーキ肉一枚を丸々のせ、焼き上げるのにぴったりのサイズに仕上がっている。重さ一・一キロで、片手でも扱えて取り回しも良い。
 「火が通りやすく冷めにくい。絶妙のサイズ感」。アウトドア用品製造販売会社のアウトリガー(菊川市)を経営する黒田憲一さん(52)は、新作に自信を見せる。建設業や中古車販売も営み「鉄の何でも屋」を自認する。
 鉄製の器具は、やけどの危険が伴うのが難点。そこで工夫を凝らしたのが、凹凸をかみ合わせる形で着脱式にした取っ手だ。火にくべる際は取り外し、本体に手を触れずに取り付けて料理を運べるようにした。黒田さんは「食べるときも、荷造りでも邪魔にならない」と利点を語る。
 高温にした鉄の塊をプレスして形作る「熱間鍛造(たんぞう)」という製法を活用した。鉄の密度が均一になるため、保温性が高まる。調理で焼いたり煮たりするだけでなく、食べるときも器として使える機能を追求した。
 「密」を避けるため、バーベキューやキャンプなど屋外レジャーが人気。だから、手慣れた愛好家だけでなく「誰でも安全に使えるもの」を目指した。「鉄人のスパイス」と銘打ったこだわりのオリジナル調味料もセットで扱い「アウトドア体験が、窮屈な日々の刺激になれば」との思いを込める。 (久下悠一郎)
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 <アウトリガー> 2017年設立。「アイアンクラフト」のブランド名で、たき火台や調理器具などアウトドア用品を従業員3人で手掛け、ウェブサイトや量販店で販売する。商品は菊川市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている。

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