名古屋グランパス、ひとり親家庭に食品190キロ寄贈 サポーターらの善意、しるこサンドも
2022年3月9日 18時36分
名古屋グランパスは9日、6日のJ1鳥栖戦(豊田スタジアム)でサポーターから募った食品を愛知県母子寡婦福祉連合会に寄贈した。鳥栖サポーターを含めた140組と選手、スタッフからの164キロに、県職員の26キロを加え、計190キロ分が県内の希望するひとり親家庭に届けられる。
寄贈は、家庭の余った食材を有効活用する「フードドライブ」の一環で、グランパスが取り組むのは3回目。今回から県が協力したほか「スターしるこサンド」で知られ、クラブのシルバーパートナーを務める松永製菓(同県小牧市)がしるこサンド140袋を贈った。
寄贈式には、グランパスの清水克洋専務が出席し「地域に恩返しするありがたい機会」と意義を説明。松永製菓には「(フードドライブは)食品もありがたいが、お菓子までは手が届かないと聞く。お菓子で少しでも心を休めてもらえれば」と感謝した。
応援グッズも同封される。県母子寡婦福祉連合会の山本広枝常務理事兼事務局長は「サッカー選手があこがれの子どもたちもたくさんいる。コロナ禍で困窮度が増す中で、気に掛ける大人や周りの人がいるのがうれしいと声をもらう」と話した。
食品は、賞味期限が5月以降という条件で募集。レトルト食品や乾麺、缶詰などが集まった。
関連キーワード
おすすめ情報