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『チャンスは自分でつかむもの』 長谷川健太監督の就任が名古屋グランパスにもたらした変化

2022年3月9日 17時38分

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名古屋・長谷川監督

名古屋・長谷川監督

 長谷川健太監督(56)を今季迎えた名古屋グランパスに変化が起きている。昨季はメンバーが固定されることが多かったが、今季は4試合を消化して既に21人が出場。新人からベテランまで、幅広いチーム内競争が促されている。
 ◇   ◇   ◇
 2月23日のルヴァン杯1次リーグ初戦・清水戦(豊田ス)は、新体制による変化を象徴する一戦だった。先発を直近のリーグ開幕・神戸戦(同)から8人入れ替え。GK武田は、実に国内3季ぶりの先発だった。そして、ルーキーのMF甲田が途中出場。昨年、U―22日本代表に“飛び級”で選出されたU―18出身の逸材が、プロデビューを果たした。
 昨季のフィッカデンティ監督体制では、全ての公式戦でほぼオーダーが固定された。出場選手数が21人に達したのは、21試合目の6月9日、天皇杯2回戦の三菱自動車水島FC戦。落とせないリーグ戦が続いたとはいえ、その他“じゃない方”のチャンスは乏しかった。
 長谷川監督は、清水戦の前日会見で「全員を開幕させたいという思いがある」と宣言。3月6日のJ1鳥栖戦(同)までに出場していないのは、ドーピング疑惑で活動停止中のFWシュビルツォク、けがで出遅れているDF丸山、河面を除くとGK2人と若手3人のみで、ほぼ有言実行といえる状況にある。
 ただし「チャンスは自分でつかむもの」という考えはシーズン前から繰り返してきた考えだ。長谷川監督といえば、元日本代表のFW岡崎慎司(カルタヘナ)、MF堂安律(PSVアイントフォーフェン)らを見いだした実績が常に語られるが、あくまで実力を認めたときのみ。実際に、ルヴァン杯1次L・広島戦(Eスタ)では戦況が悪いと見るや、神戸戦に先発した全選手を投入。勝ちを狙いにいった。
 12日にはJ1で覇者・川崎とのアウェー戦を控える。ここ数年の川崎の強さの源泉の一つが、有力な若手の台頭。グランパスでは、甲田が6日の鳥栖戦で途中出場でJ1デビューした。果たして、チャンスをつかみ、スタメンを奪う選手は今季現れるのか。若手、ベテランが入り乱れるチーム内競争から目が離せない。

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