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【柔道】阿部一二三に憧れる斉藤尊、進学する中京大から目指すは全国制覇!「観客がいる前で優勝を」

2022年3月9日 06時00分

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中京大に進学する斉藤尊

中京大に進学する斉藤尊

◇羽ばたけ中部勢
 大志を抱き、愛知県へと向かう。柔道男子73キロ級で近畿大会2位、インターハイ8強の実績がある斉藤尊(18)=滋賀県草津市出身=が京都文教高を卒業し、この春、中京大に進学する。大学での目標は全日本学生柔道大会制覇。得意技が同じという東京五輪男子66キロ級金メダリストの阿部一二三(24)=パーク24=に憧れる18歳は、大学での飛躍を誓う。
 小学生の頃から全国大会に出場してきた斉藤。高校最後のインターハイは優勝した選手に敗れ、8強止まり。届かなかった全国制覇の夢は、大学へと持ち越しとなった。
 「高校ではコロナの影響で観客がいない試合ばかりでした。それも残念だし、ベスト8で終わってしまったのも残念。大学では観客がいる前で優勝したいです」
 ちょっとやんちゃだったという小学校時代。父・大さん(49)が「暴れん坊でした。柔道をやれば礼儀正しくなると思いました」と話したように、なかば強引に柔道の道へと誘われた。当初は気乗りしなかったが、稽古の成果が出ると、のめり込んでいった。
 パワーと高い身体能力が持ち味。「自信があるのはパワー。握力とか体の力です」と言う。握力は右が75キロで左が70キロ。73キロ級の体格で握力75キロは相当強い。さらに器械体操が得意というだけあって、バック転、バック宙もお手の物。柔軟性、体のバネも優れている。
 そんな斉藤の武器は、袖釣り込み腰と背負い投げ。だからこそ、同じ技が得意な阿部に強い憧れを抱く。「自分も豪快さはあるけど、阿部選手みたいにほとんどの試合を、あんな豪快にきれいに投げるということはできない。どんな相手でも投げられるようにしたいです」。東京五輪は、テレビ画面越しにくぎ付けとなった。
 高校入学前、大阪で開催されていた柔道グランドスラム大会を観戦。出場していた阿部にサインをもらった。この宝物は大いに励みとなり、今も大事に保管している。愛知県へと送る新生活のための荷物にも、当然、入っている。
 複数の大学から誘いを受けたが、中京大の練習に何度か参加し、練習の雰囲気や先輩の指導などに好感を持った。そして迷いなく決めた。初めて愛知県での生活となるが、「とりあえず名古屋が広いなというイメージです」と笑ったように胸躍らせている。「学生の柔道大会で優勝したいです」。新天地で全国の頂点を目指す。(島田明)
▼斉藤尊(さいとう・たける) 2003年8月28日生まれ、滋賀県草津市出身の18歳。170センチ、73キロ。鹿児島市の武小1年の時に柔道を始め、小学2年時に草津市へ転居。守山中から京都文教高へと進んだ。高校3年時に近畿大会準優勝、インターハイ8強。今春から中京大に進学予定。

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