医療機器開発へ新分野 光産業創成大学院大、来春から

2019年11月27日 02時00分 (5月27日 05時26分更新)

バイオフォトニクスデザイン分野の新設を発表する光産業創成大学院大の滝口義浩学長(中)=浜松市中区で

 光産業創成大学院大(GPI、浜松市西区)は二十六日、医療機器開発のための研究領域「バイオフォトニクスデザイン分野」を来年四月に新設すると発表した。新規参入を考える企業関係者らの入学を想定。医療に関する光技術や経営の専門知識を授け、現場のニーズに合った機器の製品化を後押しする。
 医師や患者が抱える課題を見つけ、それに沿った製品やサービスを考案する米スタンフォード大の手法を導入。学生はレーザーなどの光技術や薬事法規を学びつつ、浜松医科大をはじめ地域の臨床現場に出向き、教員と二人三脚で製品の方向性を練る。
 浜松医大と光医工学の共同教育課程を設ける静岡大や、静岡文化芸術大とも連携し、事業計画の立案や試作品の開発を支援する。米国やイスラエルの医療ベンチャー経営者らによる個別指導も実施。博士号取得後も、金融機関や弁理士が製品化を助言する。
 GPIは博士後期課程のみの単科大で二〇〇五年設立。現在は二十八人がレーザー加工や情報システムといった六分野で学ぶ。これまでに脳の活動やインフルエンザを検査する製品を開発した実績はあるが、治療行為につながる医療機器の事例はまだないという。
 浜松市内で記者会見した滝口義浩学長は「日本発の治療機器をグローバルビジネスにするという高い目標を掲げ、多彩な人材を育成する」と語った。
 来年四月入学者向けの第二回入試の出願期限は一月二十三日、第三回の期限は二月二十日。初回は既に終了した。
(久下悠一郎)

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