浜ホト 韓国に現地法人

2020年3月20日 02時00分 (5月27日 05時26分更新)

◆半導体向け機器、拡販狙う

韓国の現地法人が入居するソウル市内のビル=浜松ホトニクス提供

 浜松ホトニクスは十九日、半導体製造向けの画像計測機器事業を手掛ける現地法人を韓国の首都ソウルに設けたと発表した。韓国に拠点を置くのは初めて。世界の半導体市場を韓国メーカーがけん引しており、現地で結び付きを強めることで製品の拡販につなげる。
 現地法人はハママツホトニクスコリア。韓国の販売代理店モドゥテック(MDT)の一部機能を移した新会社の株式の55%を取得して傘下に収めた。浜ホトの鳥山尚史取締役が会長に、MDTの柳在亨(ユージャエヒュン)社長が最高経営責任者(CEO)に就く。資本金は一億一千七百万ウォン(約一千万円)。

韓国での戦略を語る鳥山尚史取締役=浜松市中区で

 韓国では一九九〇年代に半導体産業が急成長。情報を記録するメモリー市場では、サムスン電子などの韓国大手が高いシェアを占める。浜ホトはメモリーの故障を調べる解析装置を中心とした画像計測機器を韓国メーカーに販売している。
 次世代通信規格「5G」やデータセンター向けの設備投資で半導体の需要はさらに拡大が見込まれる。浜ホトは現地法人を通じ、電子機器の作動を担う高度な「ロジック半導体」や次世代ディスプレー用発光ダイオード(LED)の検査装置の受注増も狙う。顧客の要望に応じて試作機を迅速に開発する態勢も整える。
 MDT経由で販売してきた画像計測機器の年間売上高を、四年後には約二十億円に倍増させる計画だ。浜松市内で記者会見した鳥山取締役は「半導体大手は中国や東南アジアにも工場がある。アジア全体の売り上げ増を目指す」と語った。
(久下悠一郎)

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