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<ユースク> 犬山市消防の救急車AED充電切れ 2020年、搬送男性が病院で死亡 

2022年3月4日 05時00分 (3月4日 10時51分更新)
 犬山市消防本部で二〇二〇年夏、八十代男性を心肺停止状態で救急搬送する際、救急車に積んでいた自動体外式除細動器(AED)のバッテリーが途中で切れて使えなくなっていたことが、同本部への取材で分かった。男性は搬送先の病院で亡くなった。
 水野明雄署長は本紙の取材に「フル充電状態でなかった点は、管理が甘かった」と答えた。当時、医師からは死亡との因果関係について指摘は受けなかったという。取材を受け、同本部は三日に遺族に謝罪した。
 同本部の説明では、二〇年七月、「人が倒れている」との一一九番通報で出動。到着時は男性は心肺停止状態で、救急隊員がAEDで電気ショックを四回行い、さらに五回目をしようとしたところで充電が切れた。予備バッテリーも充電不足で作動しなかった。
 同本部によると、バッテリーの充電は毎朝確認しているが、この時は出動や訓練で残量が減ったままになっていた可能性がある。予備バッテリーも充電状態を確認していなかった。その後は確認を徹底するようにしたという。
 水野署長は「電気ショックを四回行っての社会復帰はなかなか難しい。当時検証したが、問題なかったと判断した」と話した。 (水越直哉)

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