本文へ移動

『サカナクション』広告、ナゴヤ球場に登場 熱烈な中日ファンのボーカル山口一郎さんが自費で枠購入 「いつも選手が頑張っている姿を見ています」

2022年3月2日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加

ナゴヤ球場外野フェンスに書かれた「サカナクション」広告

 ナゴヤ球場のライトフェンスにロックバンド「サカナクション」の広告が掲出された。熱烈なドラゴンズファンで知られる同バンドのボーカル兼ギターの山口一郎さん(41)が自腹で枠を購入した。ミュージシャンが自費で球場に広告を出すのは異例中の異例だ。
 ◇  ◇  ◇
 ナゴヤ球場に前代未聞の広告が出現した。ライトフェンスに記された文字は「サカナクション」。言わずと知れた日本のミュージックシーンをけん引する5人組ロックバンドだ。では、なぜこんなところに―。ボーカル兼ギターを務める山口一郎さんは本紙にコメントを寄せた。
 「幼少期から実際に行けたことはないですけど、映像や写真を通じてずっと目に焼き付けているナゴヤ球場のフェンスに広告を出せるチャンスがあると聞いて、すぐに飛び付きました。いつも選手が頑張っている姿を見ています。そういう場所に出せたのは感慨深いです」
 山口さんは岐阜県出身の父の影響もあり、幼少期からドラゴンズファン。今でも楽曲制作中、3時間に一度入れる休憩タイムでは、もっぱらドラゴンズ2軍戦の中継を視聴しているという熱の入りっぷり。昨年ナゴヤ球場の外野フェンスの広告の枠が空いていることを聞き付け、広告枠の自費購入を決意したという。
 北海道・小樽で育ち、今は東京を拠点に音楽活動をする山口さん。東海圏以外のドラゴンズファンにとってはあるあるの疎外感や少数派の悲哀を乗り越え、ドラゴンズへの狂おしいほどの愛がナゴヤ球場のライトフェンス広告で結実した。
 「東海圏以外にもドラゴンズファンがいることを自分が頑張ることで伝えたい」と超異例の広告掲出の理由を語った山口さん。ドラゴンズでは大野雄、根尾がサカナクションの楽曲を登場曲に使用しており「このお二人に使っていただいてありがたい。他の選手にも使っていただくための宣伝になれば」と“広告効果”にも期待を寄せた。山口さんの後押しも受け、2022年のナゴヤ球場は、どんどん若手が育つ「新宝島」になるはずだ。
 ◆サカナクション ボーカル兼ギターの山口一郎さんを中心にした男女5人組のロックバンド。文学性の高い歌詞と郷愁感あふれるメロディーなど独自のスタイルで人気。2005年に活動を開始、07年にメジャーデビュー。以来「アイデンティティ」(10年)、CM曲の「夜の踊り子」(12年)、同「さよならはエモーション」(14年)、映画「バクマン。」の主題歌「新宝島」(15年)などヒット曲を輩出した。13年の第64回NHK紅白歌合戦に出場。15年度の第39回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞をロックバンドで初受賞した。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ