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釣り人と飲食店つなぐサイトが人気/調理指導や下処理依頼、亀山の橋爪さん運営

2022年3月2日 05時00分 (3月2日 05時00分更新)
釣り人と飲食店をつなぐサイトを運営する橋爪さん=亀山市加太市場の自宅で

釣り人と飲食店をつなぐサイトを運営する橋爪さん=亀山市加太市場の自宅で

 亀山市加太市場の橋爪哲也さん(45)は運営するウェブサイト「つりキッチン」で、釣った魚が持ち込める飲食店を紹介している。新型コロナウイルス禍で、密にならないアウトドアとして釣りが注目を集める中、釣果を有効活用したい釣り人の間でじわりと人気を高めている。(鎌倉優太)
 つりキッチンは二〇二一年十月に運用を開始。今年二月末現在で、二十都道府県の四十七店を公開している。調理指導や魚の処理、キッチンの貸し出しなど、利用したいサービスをサイト上で選ぶと、該当する店が表示される仕組みだ。
 釣り人は店に頼むことで面倒な魚の下処理などを省くことができ、店側にも仕入れの確保や新規の客層獲得といった利点がある。既に一日のアクセス数は千~千五百回ほどに。「親子連れが店を訪れ、子どもが食い入るように魚の調理を見てくれた」といった飲食店主の喜びの声が届くという。
 橋爪さんは二年前、市が主催する起業家向けのセミナー「亀山創業塾」に参加。講師から趣味をビジネスにつなげる手法を学び、十年ほど前に息子と楽しんだ釣りに着目した。パソコンの扱いに慣れていたこともあり、インターネットで釣り人と飲食店をつなぐサービスを思い付いた。
 昨春、釣り好きや飲食店関係者の知り合いを増やすために、写真共有アプリ「インスタグラム」を始めた。毎日、自身の釣果や手作り料理を写真で投稿するなどし、半年でフォロワーが約五千人に増えた。改めてフォロワーにビジネスプランを披露すると高評価を受け、「このビジネスには確かなニーズがある」と自信を深めた。
 今後は飲食店の掲載数を増やし、サイトの有料化も目指す。「旅先で釣りを楽しみ、魚を地元の人にさばいてもらって仲良くなる。サイトを通じて、そんな人の輪がつながっていけばうれしい」と目を細めた。橋爪さん=0595(86)5338

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