【桐生ボート・G2レディースオールスター】優勝の守屋美穂「まだまだ実力つけて しっかりターン磨きたい」とレベルアップ誓う
2022年2月27日 22時06分
◇27日 桐生ボートG2「第6回レディースオールスター」最終日
涙あり、笑いありのフィナーレだった。前日と打って変わり、朝から吹き荒れた強いホーム追い風の中、守屋美穂(33)=岡山=が4カドからトップSを踏み込むとスロー勢をひと飲み。「(3)(長嶋)が遅れたら行こうと思っていた。レース内容は100点です」。BS一気に加速して先頭に立つ堂々たる走りで、主役の座を節イチの田口節子(41)=同=から見事に奪った。
初のファン投票1位でドリーム戦は1号艇に選出されたが2着に敗れた。その悔しさは2日目以降に晴らすしかない。重圧に押しつぶされそうになりながらも、リベンジを懸けた最終決戦まで進み「ふがいないレースもあったし、応援してくれたファンに(優勝で)恩返しができたらうれしい」と頂点を奪取すると、込み上げる感情を抑えきれずピットで涙したが、仲間たちの祝福の嵐に実感が湧いてきたのか、とびきりの笑顔で喜びを分かち合った。
2022年最初の女子特別競走を制し、大きな弾みになったのは間違いないが「もったいないレースが多いし、もっと気を引き締めてレースに臨まないと。まだまだ実力をつけて、しっかりターンの技術を磨きたい」と守屋は勝利にも慢心せず、まだまだ強くなりたいとレベルアップを誓う。
優勝賞金450万円を加算し、今年の獲得賞金額は1000万円をオーバー。大きなアドバンテージを握った守屋がファンからの熱い声援を力に変え、今年の女子ボート界をどこまでも盛り上げる。
▼守屋美穂(もりや・みほ) 1989年1月20日生まれ、岡山県倉敷市出身の33歳。154センチ、46キロ。血液型はB。同県立倉敷商業高卒業。選手養成101期生、岡山支部所属。同期には篠崎仁志、片岡雅裕、大池佑来、平田健之佑、尾嶋一宏、桜本あゆみらがいる。2007年11月・尼崎でデビュー(6着)。13年2月・鳴門で初優勝。G2は18年・レディースCC(芦屋)、19年7月・MB大賞(芦屋)、22年・レディースオールスター(桐生)で3V。通算優勝は24回。
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