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ドローンで「赤福」商品届ける 伊勢の市街地で実証実験

2022年2月24日 05時05分 (2月24日 15時28分更新)
パイロットの操作でスタート地点を飛び立つドローン=伊勢市宇治浦田の赤福五十鈴川店で

パイロットの操作でスタート地点を飛び立つドローン=伊勢市宇治浦田の赤福五十鈴川店で

  • パイロットの操作でスタート地点を飛び立つドローン=伊勢市宇治浦田の赤福五十鈴川店で
  • ドローンで輸送された餅の箱を、ボックスから取り出す浜田顧問=伊勢市宇治館町の県営総合競技場補助競技場で
 伊勢市の老舗和菓子店「赤福」の商品をドローンで目的地に届けるユニークな実証実験が二十二日、同市の市街地であった。人口が密集する市街地での輸送実験は全国的にも珍しいという。
 将来的にドローンが身近で安全な輸送手段となることをアピールしようと、同市小俣町元町の「ほめちぎるドローン教習所」が赤福に呼び掛けて企画し、県、市、伊勢商工会議所が後援した。
 ドローンは直径一・二メートル、重さ九キロで、機体下部のボックスに「白餅黒餅」四箱、計二キロほどが積み込まれた。関係者約二十人が見守る中、同市宇治浦田の赤福五十鈴川店を飛び立ち、約一・二キロ離れた県営総合競技場補助競技場を目指した。
 晴天で微風のまずまずのコンディションの中、ドローンは五十鈴川上空を経由する約一・二キロのルートを自動飛行し、約六分後に競技場内の目標地点に無事に着陸した。法令に基づき、離着陸の際は、パイロットが目視で操作した。
 ボックスから赤福の浜田典保顧問(59)が箱を取り出すと、きれいな状態で保たれた餅が現れた。浜田顧問は「餅は水平に保って輸送する必要があるが、振動や衝撃で形崩れせず到着して喜んでいる。ドローンは、人手不足で滞る作業の解消など、生活を大きく変えてくれるのでは」と話した。
 教習所を運営する大東自動車の加藤光一社長(59)は「現行の法制度では、ドローンによる物流は難しい。今回の実証実験で安全性や有効性を人々に知ってもらい、法改正の機運にもつなげたい」と期待を込めた。(鈴木沙弥)

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