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ローカル線存続に黄信号 過疎化にコロナ禍が拍車

2022年2月23日 05時00分 (2月23日 05時00分更新)
出雲大東駅を出発するJR木次線の列車=住民団体「つむぎ」提供

出雲大東駅を出発するJR木次線の列車=住民団体「つむぎ」提供

  • 出雲大東駅を出発するJR木次線の列車=住民団体「つむぎ」提供
  • 富山市内を走るLRT車両「セントラム」
 コロナ禍で全国各地の鉄道路線の乗客が減り、特に地方のローカル線がピンチになっている。マイカー普及や人口減少などでもともとの利用が低迷していた上、鉄道会社が経営悪化し、一部の路線では存続に黄色信号が灯(とも)る。コロナ収束後の乗客回復も見通しは不透明。国土交通省は今月、将来のあり方を考える検討会を立ち上げた。公共交通はどうあるべきなのか。

止まらぬ乗客減「経営努力で維持困難」

 中国山地を縫うように走るJR木次(きすき)線は、宍道(しんじ)(松江市)−備後落合(広島県庄原市)の全長八一・九キロを結ぶ。沿線には出雲神話にまつわる観光地も点在。そんな歴史ロマンあふれるローカル線が、存続の岐路にある。
 マイカーの普及や少子高齢化で乗客は減少。コロナ禍も影響し、二〇二〇年度の一キロ当たりの一日平均利用客数(輸送密度)は百三十三人で、一九八七年度(六百六十三人)の五分の一になった。
 宍道駅から南東約十キロの出雲大東駅(島根県雲南市)には、ワンマン列車が一日に二十本ほど停車する。主に利用するのは学生や駅前の市立病院に通うお年寄りで、常駐の駅員はいない。きっぷの販売などは、業務委託を受けた住民団体「つむ...

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