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【センバツ注目選手】生まれも育ちも奄美の怪腕、大島・大野の目標は甲子園初勝利より「8強」

2022年2月23日 06時00分

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センバツに向けて調整する大島・大野

センバツに向けて調整する大島・大野

◇第94回センバツ3月18日開幕「春の主役はオレだ!!」(2)
 島生まれ、島育ちの怪腕が甲子園の舞台に立つ。鹿児島・大島の最速146キロ左腕の大野稼頭央投手(2年)。昨秋は県大会、九州大会の9試合に投げて2完封を含む全試合完投勝利を記録した。きれいなフォームから投げ込むキレのある直球が持ち味。センバツ出場が懸かる九州大会では4日間で3試合計28イニングを467球で投げ抜き、「マウンドに上がれば疲れも気にならなかった」と無尽蔵のスタミナも魅力だ。
 龍南中時代は軟式野球部。公式戦には部員が少なかった近隣の中学と合同チームで臨んだ。当時から奄美大島で名前は知られていたが県大会とは無縁。ただ陸上部に交じって出場した駅伝大会では野球よりも先に県大会デビューを飾ったことも。今も縄跳びを30分間跳び続けられ、「部内で誰にも負けない」と自信を持つ持久力が投げる体力にもつながっている。
 県内の私学強豪から勧誘もあった中、選んだのは島内の大島。どちらに進むか「五分五分」で悩んだが、同じ奄美大島出身の西田心太朗捕手(2年)から「一緒にバッテリーを組んで島から甲子園に行こう!」との口説き文句に導かれた。
 大島にとって21世紀枠で選ばれた2014年のセンバツ以来2度目の甲子園になる。当時は小学3年生。親と一緒にフェリーで11時間、新幹線で約4時間かけて応援に駆けつけた。右翼席から見た初めての甲子園は「一番近いライトの選手ですら小さく見えた。こんなに広いんだ」と鮮烈に記憶に残った。
 前回出場時には初戦で優勝した龍谷大平安に敗れた。1勝すれば大島にとって甲子園初勝利となるが、「1勝というよりも8強を目標にしたい。どこのチームも強いので対戦するのが楽しみ」。甲子園に大島旋風を巻き起こす。
 ▼大野稼頭央(おおの・かずお) 2004年8月6日、鹿児島県龍郷町出身の17歳。175センチ、65キロ、左投げ左打ち。戸口小3年時に龍南野球スポーツ少年団で野球を始め、龍郷中では軟式野球部に所属。大島高では1年秋からベンチ入りして背番号1を背負う。昨秋の県大会、九州大会では9試合89イニングを投げて防御率1.21。

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