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数少ない“たっちゃんに教えた人”が北谷で助言…ソフトボール宇津木監督「立浪の色を客に対して出したほうがいい」

2022年2月18日 10時10分

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ベンチで宇津木麗華さん(右)と話をする立浪監督

ベンチで宇津木麗華さん(右)と話をする立浪監督

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って
 前日の日本ハム・清宮のように、立浪監督に「教えられた人」なら数え切れないほどいる。でも「教えた人」はそうはいない。その数少ない1人が、この日から北谷にやってきた。
 「あの頃のたっちゃんは、右膝を上げていたでしょ?年齢を重ねると、インコースに詰まるようになっていた。目は反応しているけど、体の反応が遅れている。すり足にしてみたらってね」
 ソフトボール日本代表の宇津木麗華監督だ。部長を務めるビックカメラ高崎が、運動公園内のソフトボール場でキャンプインした。この人にかかれば監督は「たっちゃん」でヘッドコーチは「落合くん」。テレビ番組の企画で村田兆治さんと真剣勝負し、140キロをレフト前に打ち返したという逸話の持ち主だ。「テレビ電話で」という打撃指導は「横にノリ(中村打撃コーチ)もいた」というから、2007か08年。ベテランとなり、内角をさばけなくなった立浪がアドバイスを求め、実際にすり足にして悩みは改善した。
 顔を合わせれば即、打撃談義。この日もそうだった。タイミングの取り方からSNSの活用法まで。立浪監督をして「非常にいい話」と言わしめる濃密な時間だった。日本代表を金メダルに導いた名将から、親愛なる「たっちゃん」へ。指導者の先輩としてのメッセージがある。
 「立浪の色を出した方がいい。チームじゃなくお客さんにね。こういう戦略でやっていく、こんな野球をやる。新庄さんがそうでしょ?それを強く示してほしい。お客さんはそれを見て応援してくれる」
 自分も宇津木色を出した。エース・上野由岐子がいる。宿敵の米国に勝つには打撃の強化が必須だと腹をくくった。「3本のヒットより1本のホームラン」を目指し、実現した。東京五輪では参加国中で最多の6本塁打。打って勝つ。宇津木色の勝利でもあった。ソフトボール界はJDリーグとして再スタートする。7、9月には国際大会もある。世界を相手に戦いながらも、宇津木監督は「たっちゃん」を応援してくれている。

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