本文へ移動

“コンブチャ”おいしさ知って 名古屋・千種区に専門店

2022年2月18日 05時00分 (2月18日 15時22分更新)
「どこでもコンブチャが飲める環境をつくりたい」と話す菊池さん=名古屋市千種区東山通4のプラスコンブッカで

「どこでもコンブチャが飲める環境をつくりたい」と話す菊池さん=名古屋市千種区東山通4のプラスコンブッカで

 欧米では健康志向の人たちに人気の飲み物「コンブチャ」が、日本でも徐々に認知度を高めている。といっても、昆布茶とはまったくの別物。名前の由来ははっきりしないが、お茶に酢酸や砂糖を入れた発酵飲料だ。県内唯一の専門店「プラスコンブッカ」(名古屋市千種区東山通四)の菊池陽介さん(39)は「おいしい飲み物だと知ってもらえるよう、認知度を上げたい」と話す。
 コンブチャは緑茶や紅茶、ウーロン茶などのお茶をベースに、酢酸菌や酵母菌、砂糖を入れ、五〜十日間、発酵させた飲み物。レモンやイチゴなどの果物を漬け込むと、さらにフルーティーな味わいが楽しめる。
 欧米では二〇〇〇年代以降、モデルなどが愛飲したことで人気に火がつき、いまでは、スーパーにさまざまなフレーバー(風味)がそろったコンブチャのコーナーができるほど市民権を得ている。一方、日本では醸造所や専門店は少なく、認知度はそれほど高くない。
 菊池さんの店では、週替わりで季節の果物を用いたフレーバーをつくり、炭酸水で割って、ワイングラスで提供している。今なら、カリンやイチゴ風味などがあり、一杯五百〜七百円。「甘すぎないため、料理との調和が取りやすい。カクテルの割り材として用いられることもあります」と菊池さん。ウオーキングやヨガなど運動に親しむ健康志向の女性客が多いという。
 菊池さんは二〇一五年に、いとこが住んでいたオーストラリアでコンブチャに出合った。「家庭で手作りされた品だったが、毎日飲んでいるうちに好きになっていた」。作り方を教わると帰国後は自分でも仕込むように。「日本ではまだまだ市場も小さい。どこでも飲める環境をつくっていきたい」と、勤務していた広告代理店を退職し、一九年に同店を開業した。
 最近では、大手食品メーカーのキユーピーと連携して、酢酸菌の持つ効能を啓発するワークショップを開催するほか、今春には醸造設備を増強して販路拡大を目指していく。菊池さんは「コンブチャがおいしいものだと知ってほしい。あらゆるところで楽しめるようになれば」と話している。(問)同店=052(898)4037
 (土屋晴康)

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧