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中日・立浪監督「実は彼と僕は同じなんです」エンジョイ極めたビッグボスと王道進むミスタードラゴンズの“目的地”

2022年2月17日 10時28分

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日本ハム-中日 第5戦8回裏、空振りの三振に倒れる日本ハム・新庄=2006年10月26日、札幌ドームで

日本ハム-中日 第5戦8回裏、空振りの三振に倒れる日本ハム・新庄=2006年10月26日、札幌ドームで

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇16日 練習試合 中日7ー4日本ハム(沖縄県北谷町・アグレスタジアム北谷)
 ビッグボスの現役ラストゲームは、中日戦である。2006年の日本シリーズ第5戦(10月26日、札幌ドーム)。引退を公言していた新庄は、最終打席は泣きながら三振したが、日本一の公約を果たして胴上げされた。
 このシリーズの開幕前夜。久々に顔を合わせた僕は、他愛もない会話を「まあ、頑張りや」で締めようとした。すると、彼は食い気味に返してきた。
 「何言ってんすか。がんばんないっすよ」。ああ、禁句でしたね。「エンジョイ!」。そう言わねばならなかった。覚えていても、恥ずかしくて言えんわ。あれから16年。天地がひっくり返ろうとも、太陽が西から昇る日が来ても、ないはずの新庄監督がそこにいた。当時も今も彼の内面は1ミリも変わってはいないだろうが、時代の方が変わったのだ。
 そのビッグボスの憧れの存在が、立浪監督だった。元日付けの本紙インタビューに続き、試合後も立浪愛をまくしたてた。出発点は1987年のセンバツ。入学直前の西日本短大付が敗れた相手が、立浪主将のPL学園だった。プロに入って「あの立浪さん」を目の当たりにし、翌日には「ショートをやらせてください!」と直訴。好きなことを好きなだけやる。「エンジョイ」を極めたビッグボスと、王道を突き進んできたミスタードラゴンズ。そんな真逆の男に憧れられていたって、知っていましたか?
 「いや、ほとんどしゃべったことありませんでしたから。でも好感は持っていたし、ショートはできたと思います。ヒゲや茶髪のことで逆やと思われがちですけど、僕も似合っている人はいいと思っているんです。かっこよくいることは大事だし、彼もしっかり練習して選手をよくしようとしている。実は同じなんです」
 立浪監督も絶対「エンジョイ」なんて言わない(と思う)が、勝てば人生をエンジョイできることは知っている。道筋は違えど目的地は同じってことなのかなあ…。
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