IT基礎知識任せて 浜松東高5人が国家資格に合格
2022年2月17日 05時00分 (2月17日 09時50分更新)
浜松市東区の浜松東高校の生徒五人が、高校生での合格は三割程度とされる情報処理の国家資格「ITパスポート」に合格し、喜びを語った。
合格したのは、いずれも情報ビジネス科の三年深見彪雅(ひゅうが)さん、服部博光さん、麻生聖七(せな)さん、山下穣(じょう)さん、東優樹さん。選択授業で試験対策の講座を選んだ十人が今月までに受験し、五人が合格した。今回の資格取得を生かし、さらに上級の資格取得や、プログラマーやエンジニアなど将来の夢につなげる。
週三コマの授業に加え、ウェブ上の過去問題を解いて勉強した。麻生さんと山下さんは、試験勉強でスマートフォンを活用。麻生さんは「スマホで遊んでしまいがちな時間を、勉強時間に充てられた。合格を糧に情報系の専門学校でさらに知識をつけたい」と話した。
授業を担当した平野翔士教諭は「試験本番を想定した定期テストでも、五人は高得点を取っていた。日頃の積み重ねの成果が出た」と褒めた。
ITパスポートは、情報処理やITに関する基礎知識を証明する国家資格。二〇二一年四月〜二二年一月期の合格率は全体で53・9%、高校生は24・7%だった。 (広瀬美咲)
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