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【村上佳菜子スマイルレポート】樋口新葉 SPでは緊張を自分でしっかりコントロールしていた

2022年2月16日 20時46分

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公式練習で調整する樋口新葉

公式練習で調整する樋口新葉

 15日の女子SPで坂本花織選手(シスメックス)が本当に素晴らしい演技を見せてくれました。SPの演技時間があっという間に思えるほどのスピード感あふれる演技に魅入られました。画面越しに風を感じたほどです。そして、リンク全体をダイナミックに使って、迫力あるストーリーを披露しました。
 中でも目を見張ったのは3本目に跳んだ3回転フリップ―3回転トーループのコンビネーションジャンプです。高さや距離も申し分なかったし、着氷後もスピードが落ちずに次の構成要素につなげていきました。GOE(出来栄え点)で2・04点という高い加点がついたのも当然かなと思います。完璧と言ってもいい連続ジャンプでした。
 フリーでもやはりコンビネーションジャンプが鍵になります。SP1位のワリエワらROCの3人はフリーで4回転ジャンプを組み込んでくる予定です。坂本選手はSPで決めた3回転―3回転の連続ジャンプ、全日本選手権で1・32点を加点した3連続ジャンプなど、どれだけGOEを加点することができるか。高い加点を得られれば、ROC勢に十分太刀打ちできるとみています。
 団体戦のフリーや、今回のSPの内容を見ていても、体の切れは問題ないと思います。17日のフリーでも質のいいジャンプをそろえて、スピンやステップで最高のレベル4を獲得する。そうすれば、演技構成点も伸びるでしょうし、結果が後からついてくるはずです。
 樋口新葉(わかば)選手(明大)はSPでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきれいに決めました。SPでは緊張を自分でしっかりコントロールしていたと思います。これは団体で一度滑ったからこそです。他のジャンプでの小さなミスは修正できるミス。フリーで「ライオンキング」の世界観をしっかり発揮してほしいです。
 河辺愛菜選手(木下グループ)はとても緊張していました。しかし、その中でトリプルアクセルに挑戦したことに拍手を送りたいです。北京で一度滑ったことにより緊張もほぐれると思います。フリーでは独特の空気を楽しんで、力を出し切ってほしいです。(プロフィギュアスケーター、ソチ五輪代表)
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