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熱狂ぶりが半端じゃなかったフェニックスOP もはや米ツアーでは「コロナ禍」は終わった【武川玲子コラム】

2022年2月15日 18時03分

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 米男子ゴルフでツアー一の観客数を誇るフェニックス・オープン(米アリゾナ州スコッツデール・2月10~13日)。コロナ禍の昨年は一日5000人の上限でファンが入場したが、今年は制限なし。あまりの多さに、1週間で70万人と過去最高を記録した2018年を最後に入場者数の発表は取りやめとなったが、今年は昨年の反動だろうか、その熱狂ぶりは半端じゃなかった。
 午前5時、まだ夜明け前からゲートには大勢のファンが列をつくった。お目当ては四方をスタンドで囲まれた名物ホールの16番パー3。開門と同時に席取りに猛ダッシュした。ちなみに屋外だからマスクなんて誰もしていないし、ソーシャルディスタンスもない。一般の入場券は一日75ドル(約8600円)。席を陣取ると朝からビールを片手に大騒ぎだ。
 3日目、おそろいのシャツを着た地元の20代の男子4人組は「毎年この大会を楽しみにしているが、去年は来られなかった。今年はその分も声援を送りたい」とやる気満々。サマードレスの女子2人組は「ゴルフはしないけれど友人に誘われて来た。たくさんの人が集まっているけれど外だから安全」と街の社交場にもなっていた。
 昨年は2000人だけだった16番のスタンドは約2万人で埋まった。そんな熱気に押されたのだろうか、3日目はサム・ライダー(米国)、最終日はカルロス・オルティス(メキシコ)と2日続けてのホールインワン。ビールがシャワーとなって大騒ぎ、大歓声はコース中に響き渡った。
 今大会で、もはや米ツアーでは「コロナ禍」は終わったと想定されていることが明確になった。メジャー初戦のマスターズ(米ジョージア州・4月7~10日)も公式発表はないが、昨年のチケット保持者へ入場できると通達されたと報道された。いよいよ米ゴルフ界はコロナ以前の日常を取り戻していくようだ。(全米ゴルフ記者協会会員)

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