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じゃあ先発でいこう…中日・落合ヘッドが岡田に伝え定まった“イス取りゲーム”「7,8人作らないと乗り切れない」

2022年2月11日 10時24分

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ブルペンで投げる(手前から)岡田、笠原、マルク、鈴木、近藤

ブルペンで投げる(手前から)岡田、笠原、マルク、鈴木、近藤

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って
 インターバルピッチングを含め、岡田が今キャンプ自己最多の195球を投げた。その球数とスッキリした表情を見て、僕は全ての事情を飲み込んだ。彼の先発挑戦が、正式に決まったのだ。リリーフだと球数は少なくても、ブルペンにほぼ皆勤するのが岡田流。200球近くも投げる姿は、久しく見たことがなかった。
 「先発していたころは300球を超えたこともあるんですよ。はい。落合コーチと話しました」
 リモートでは伝わらないことがある。濃厚接触者としての自主隔離を終えた8人のコーチが、グラウンドに戻ってきた。落合ヘッドコーチと岡田は、互いの目を見て、考えを明かしたそうだ。
 岡田の先発はヘッドの腹案だった。ただ、早々に伝えたのは「わがままを言っていいからな」。つまり無理強いはしないという意味だ。1軍コーチが不在だった第2クールまで、岡田は意図的に球数を多めにし、自分の状態と向き合ってきた。満を持しての話し合い。岡田はこう言った。
 「わがままを言っていいという言葉はありがたいですが、僕は使われる側です。ヘッドがやれという方に備えるのが僕の仕事です」
 対応します。岡田の言葉をそう受け止めた落合ヘッドは「じゃあ、先発で行こう」と伝えて落着した。195球は、踏ん切りがついたという岡田の答えだったのだ。
 「本当に自分の状態はいいので。先発だと言われた以上、僕はローテーション目指してやるだけです」
 キャンプは順調だ。ただし、先発のイスが用意されているわけではない。最後の先発は2014年5月16日(ヤクルト戦、ナゴヤドーム)。計10試合で1勝7敗と苦しい数字が残っている。一方で大野雄、柳、小笠原の3本柱に続く候補が、現状では見えてこない。
 「6人ではなく、7、8人つくっておかないと、シーズンは乗り切れません」。落合ヘッドが描く青写真。競って奪う。岡田が参加するイス取りゲームが、第3クールにして定まった。

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