本文へ移動

湖西市予算案 過去最大の248億8000万円

2022年2月11日 05時00分 (2月11日 05時02分更新)
 湖西市は十日、二〇二二年度当初予算案を発表した。環境センターの焼却機能再稼働に向けた工事費などがかさみ、一般会計は過去最大で、前年度当初比15・1%増の二百四十八億八千万円。十八日開会の市議会三月定例会に提出する。 (鈴木太郎)

◆ごみ焼却施設工事費など増

 浜松市への可燃ごみ処理委託契約の終了に合わせ、同センターは二四年二月に焼却機能を再稼働。焼却の余熱は隣接するアメニティプラザの温水プールに使えるようにする。市役所の危機管理部門と複合化する消防本部庁舎は、現庁舎敷地内に二五年度中の完成を目指して準備する。
 岡崎中学校を除く市立小中学校の調理室を廃止して新設する給食センターは、二六年夏の配食開始に向け、事業者公募や候補地の地質調査を行う。新居地域センターは、文化発表の拠点としてバリアフリー化を含めた改修に着手する。
 市内で働く人に住んでもらう「職住近接」を実現するための土地利活用の分野では、浜松湖西豊橋道路のインターチェンジの建設が予定される市北部と、二三年夏に大倉戸茶屋松線が開通する市南部を軸に、工業用地としての開発可能性を調査し、市全体の都市開発の中長期的な戦略を担当する「まちづくり企画係」を都市計画課に新設する。
 人材育成などで産・官・学が連携する「モノづくり産業ネットワーク」では、事務局の「モノづくり推進室」を市役所から湖西地域職業訓練センターに移転させ、人数を増員。小中高校での職業教育や、中小企業への支援を拡充する。
 子育て支援では、妊婦の健診や出産でタクシーを利用した費用を助成する制度を新設。上限三千円で年間三十回の利用を想定し、九万円を計上する。デジタル化分野では、四月から上下水道料金のクレジットカード払いが可能になる。
 歳入では、製造業の業績がコロナ禍から回復基調にあるため、法人市民税は前年度当初比で16・6%の増収を見込んだ。普通交付税は、二一年度三月補正までに三千四百八十万円の交付が予定されるが、二二年度は財政力指数が1を超える想定で、不交付を見込む。
 財政調整基金(財調)の取り崩しは、各種基金への積み立てが二一年度に進んだ影響で、前年度と同レベルの十三億二千万円。財調の年度末残高は前年度当初比で22・5%減の二十八億三千万円の見通し。一般会計から湖西病院会計への繰り出しは、7・4%減の九億二千七百万円。市債発行額は、前年度の二倍超となる二十二億七千三百万円を見込む。
 影山剛士市長は「市制五十周年の節目に、生活に必要な箱物の修繕を含め、未来への投資につながる予算案となった」と述べた。

関連キーワード

おすすめ情報