菊川市のふるさと納税額アップ 県立大生が活動報告会
2022年2月9日 05時00分 (2月9日 05時00分更新)
菊川市のふるさと納税の寄付額アップに昨夏から取り組んできた県立大経営情報学部三年生の活動報告会が七日、市役所と学生らをつないだオンラインで開かれた。返礼品の充実に焦点を当て、新規開発や情報発信方法の見直しを進めたところ、百万円増額の効果があった。
返礼品の厳格化により、菊川市は圧倒的人気だった地元発祥のハンバーグチェーン店「さわやか」の商品券を取り扱えなくなった。二〇一九年度に二億八千四百万円だった寄付額は二〇年度に九千三百万円余りに落ち込んだ。
県よろず支援拠点コーディネーターの紹介で市と県立大の田中彩恵(さえ)さん、望月豪士(ごうし)さん、石井杏奈さんがマッチング。学生は昨年七月、課題解決に着手した。
「会員制交流サイト(SNS)でうまく情報発信できていない」「写真の撮り方、加工が見栄えしない」「エース級の返礼品がなく、数も少ない」と課題を把握。丁子屋(静岡市)の冷凍とろろ汁、アクセサリー手作りキット、菊川の複数菓子店のお菓子詰め合わせなど、六社十九品の返礼品を開発し、この効果が百万円だった。
市の幹部に対する報告会では、学生の一人がSNSでの発信内容を巡って店側からイメージを損...
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