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5万円で落札 出荷うれしい 穴水高生 手塩にかけた「のとてまり」

2022年2月6日 05時00分 (2月6日 11時10分更新)
5万円で落札された穴水高の「のとてまり」=金沢市中央卸売市場で

5万円で落札された穴水高の「のとてまり」=金沢市中央卸売市場で

どんたく「販売し応援したい」

 穴水高校(穴水町)の生徒たちが栽培した奥能登産の高級シイタケ「のとてまり」が五日、金沢市中央卸売市場の競りにかけられ、八個入り一箱が五万円で落札された。穴水高生が出荷した中では、歴代六番目の価格。コロナ禍の影響で生徒の競りの立ち会いはかなわなかったが、栽培の苦労が報われた。 (西川優)
 のとてまりは、原木シイタケ「のと115」のうち、かさの直径八センチ、肉厚三センチ、かさの巻き込み一センチ以上という三基準を満たしたもの。発生確率は1%しかなく生育は難しいという。
 栽培に協力した奥能登原木しいたけ活性化協議会が代理で市場に持ち込んだ。食品スーパー「どんたく」(七尾市)が落札。アスティ店(同市藤橋町)で同日、落札したのとてまりを展示し、後日、弁当にして販売する。落札したどんたくの西村進吾さん(37)は「将来を担うような地元の若い高校生が作ったシイタケを地元で販売し応援したい」と話した。
 例年競り前には、生徒のあいさつがあったがコロナ禍で中止に。事前に動画を収録し、「長い期間を経て作ったのとてまりが出荷されるのをうれしく思う。私たちの作ったのとてまりをどうかよろしくお願いします」と思いを寄せた。
 穴水高はふるさと教育として二〇一二年からシイタケ「のと115」を栽培している。今年は二年生約三十人が五月に菌を植え、十二月からビニールハウスに移し仕上げてきた。寒冷の影響で生育は遅れたが、近年になく良い出来。売り上げは里山保全活動の経費に充てる。

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