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仏アルザス 親日家が多い理由は

2022年2月1日 16時00分 (2月1日 16時00分更新)
 欧州きっての親日国フランスの中でも、北東部アルザス地方は特に親日的として知られる。先日取材で訪れ、日本との強い結び付きを体現する人たちに出会った。キーワードは「成城」と「リトルワールド」だ。
 日系企業の進出が相次いだ一九八〇年代、駐在員の子女向けに成城学園が中高一貫校を開設。ジャン・フロインドさん(37)は実家で日本人生徒のホームステイを受け入れていた縁から東京の成城大に留学し、日本語を習得した。「成城が地元にできたのは運命的だった」と笑う。
 愛知県犬山市の野外民族博物館リトルワールドでは、アルザス地方の伝統家屋が移築された八六年以降、日本語を学ぶアルザスの女子学生が一年交代で来日し勤務してきた。その一人ビルジニー・フェルモーさん(46)は「犬山でホームステイ家族と過ごした日々が日本への愛を決定的にした」と振り返る。
 成城のアルザス校は閉校したが、研究機関「アルザス・欧州日本学研究所」が跡地に入居。フロインドさんとフェルモーさんは職員として日仏の橋渡しをしている。地域内での異文化交流がこれほど成功した例も珍しいのでは。 (谷悠己)

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