寒さなんの!江戸前シロギス活発 東京深川「冨士見」から出船
2022年2月1日 05時00分
春は来ているのか!? 江戸前のシロギスが厳寒期とは思えぬほど活発な動きを見せている。東京深川の「冨士見」ではトップが80匹を超えた日もあり、釣果は日々安定。しかも良型が中心だから釣り応えも十分だ。ビビビッと来るアタリで寒さも飛んでけぇ〜!! (中日釣ペン 竹川啓二)
◆早くも水深20メートル前後 トップは40匹前後に
<概況> 本格的な春の訪れは、まだ先の話だが、江戸前のシロギス姫は早くも水深20メートル前後に集まり始め餌を活発に追い始めた。
「初釣りから好スタートでしたが、今でもトップで40匹前後は期待できます。サイズも18〜20センチ前後が中心。しっかり誘えば夏場みたいにビビビッと返事が返ってきますよ」とはシロギス船担当の登藤晃弘船長だ。
◆仕掛けはお好み 2本針でもOK
<タックル&仕掛け> 小物釣りの代表として人気のターゲットだけに専用竿が各メーカーからたくさん発売されていて、予算に応じてチョイス可能。長さは1・8メートル前後が扱いやすく一般的だ。リールはスピニングリールとのセットが基本だが、ベイトタイプでもOK。
これから入門予定の初心者ならレンタルもお手軽で便利だろう。同宿の貸し竿は本格仕様だから下手な道具を持参するより安心。
仕掛けは片テンビン式でも胴突き式でもお好みで(図を参照)。
針はトラブルの少ない1本針を推奨だが、スタンダードの2本針でもノープロブレム。
餌はアオイソメ。夏場より少し長めの5センチ前後が効果的。ただし1尾丸ごとはNG。口の部分にチョン掛けで胴部分は通し刺しする。
◆テンビン式、軽く底たたき誘う 胴突き式「ゼロテン」でアタリ待つ
<釣り方> 流し釣りが基本。常に新しいポイントを探っていくから竿下に仕掛けを落とすだけでも十分釣れる。キャストして広範囲に探るのはより効果的だ。
仕掛けが着底したら素早く糸フケを取る。テンビン式の仕掛けならオモリで軽く底をたたく感じで誘いを掛ける。フッとかブルッとしたアタリを察知したら、そのまま竿を立てるようにアワセる。
胴突き式なら道糸を張らず緩めずの「ゼロテンション」でアタリを待つのが基本だ。
テンビン式に比べてアタリはダイレクトに大きく(強く)手元に伝わるのでビックリアワセにならないように注意したい。竿先を引き戻すようにすればキスとの引き合いで勝手に針掛かりする。いずれにしても誘いは不可欠で置き竿は極端にアタリが遠くなるのでNG!
シロギス姫の活性が高いといっても、寒さは変わらないので人間の防寒対策は万全で挑みたい。頭、首周り、足元を暖かくするのが上手な防寒法だ。
<船宿メモ> 冨士見=(電)03(3641)0507。シロギスの乗合料金は8800円(餌・仕掛け1パック付き)。女性と子どもは割引あり。貸し竿一式500円。午前7時30分出船。別船はリクエストでLTアジ、タチウオに出船。人数制限があるので予約が必要。
<交通> 東京メトロ東西線・門前仲町駅下車(2番出口)から徒歩10分。またはJR京葉線・越中島駅(3番出口)から徒歩12〜13分。どちらも電話連絡にて送迎あり。他に大江戸線や都バスも利用可。車は道が複雑なので地図をFAXしてもらうと安心。駐車場は台数制限があるので予約が無難だ。
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