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「コクーン史上最高傑作」から進化へ…“串田&宮藤タッグ”で『天日坊』あす初日…中村勘九郎「今までで一番疲れた役」

2022年1月31日 23時12分

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熱演する(左から)中村獅童、中村勘九郎、中村七之助=東京都渋谷区のBunkamuraシアターコクーンでⓒ松竹

熱演する(左から)中村獅童、中村勘九郎、中村七之助=東京都渋谷区のBunkamuraシアターコクーンでⓒ松竹

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(40)、中村七之助(38)らが31日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンでコクーン歌舞伎第18弾「天日坊」(1日~26日)公開舞台稽古を行った。
 将軍頼朝の落胤(らくいん)になりすまして天下を狙う孤児・法策(後の天日坊、勘九郎)の物語で、10年ぶりによみがえる伝説の舞台。コロナ禍で演劇公演も中止の嵐が吹き荒れる中、コクーン歌舞伎を始めた父・十八代目中村勘三郎さんの遺志を継ぐ勘九郎と七之助に中村獅童(49)、片岡亀蔵(60)、小松和重(53)、笹野高史(73)、中村扇雀(61)ら豪華で個性豊かな顔触れも加わり、コロナも吹き飛ばす熱い演技を繰り広げて順調な仕上がりをアピールした。
 勘九郎は「法策という人物をひと言で表すなら“無”。結局最後まで自分が誰なのかわからない。そうした精神的な複雑さに加えて、ずっと出ずっぱりな上に衣装も重い。もう毎回、ぐったりでした。今まで生きてきた中で一番疲れた役です」とコメント。「その法策となってまた生きる。もう一度“無”になってその場その場で感じることを大切に、その一方でビジュアル部分もしっかり見せていきたい」と意気込んだ。
 獅童も前回公演を振り返りながら「コクーン史上最高傑作とおっしゃってくださる方もいらして本当にうれしかった。今回はさらに進化したものをお見せしたい」と話した。
 古典歌舞伎を新解釈と斬新な演出で現代によみがえらせるコクーン歌舞伎は1994年、俳優で演出家の串田和美(79)と勘三郎さんがタッグを組んでスタート。「天日坊」は河竹黙阿弥の隠れた名作を2012年、串田の演出・美術と俳優・脚本家の宮藤官九郎(51)の脚本で145年ぶりに復活上演し、大きな反響を呼んだ。今回も同じ串田・宮藤のタッグで上演する。

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